アサド政権が崩壊したシリアで、暫定政府を主導する「シリア解放機構」と他の旧反体制派組織の指導者らが会談し、全ての組織の解散で合意したと報じられました。
ロイター通信によりますと、「シリア解放機構」のジャウラニ指導者は旧反体制派の各組織が解散し、国防省の傘下に入ることで各組織の指導者らと合意しました。ただ、中東の衛星テレビ局アルジャジーラによると、この合意にはクルド人主体の民兵組織は含まれていないということです。
「シリア解放機構」など旧反体制派の一部はトルコに支援されてきましたが、そのトルコがクルド人勢力をテロ組織に認定していることが背景にあるとみられます。
トルコ側は「シリアの将来にクルド人武装勢力が入り込む余地はない」と主張していて、新しい国家体制の構築を前に早くも分断が表面化した形です。
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