円相場は1ドル=157円をつけ、5か月ぶりの円安水準となりました。きっかけは日銀総裁の会見です。
【写真を見る】円相場は一時1ドル=157円をつけ5か月ぶりの円安水準 きっかけは日銀総裁の会見
記者
「この30分の間で為替市場、1円以上円安が進んでいます」
きょう午後、外国為替市場では日銀が今回の利上げ見送りを受けて円安が進行。植田総裁の会見が始まると、もう一段「円」が売られました。
日本銀行 植田和男 総裁
「次の利上げの判断に至るには、もう1ノッチ(段階)ほしい」
植田総裁は利上げを判断するには、来年の「春闘」での賃上げ状況や、アメリカ・トランプ新政権の影響について「もう少し情報が欲しい」と述べ、利上げを急がない姿勢を示したのです。
市場では、来年1月の会合でも利上げを見送る可能性が意識され、1ドル=157円台まで値下がりし、5か月ぶりの安値となっています。
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