北九州のソウルフード「資さんうどん」が、関東へ初進出！果たして、関東のお客さんの反応は？ オープンに密着しました。

■九州人気うどん　関東1号店オープンに密着　初日に大行列

開店前にもかかわらず、お店の前にできた長い行列。並んででも食べたい…みなさんのお目当ては、北九州のソウルフード「資さんうどん」です。

看板メニューは「肉ごぼ天うどん」、790円（※店舗によって異なります）。具材は甘辛い牛肉と、大きな5本の「ごぼ天」です。こだわりは関東よりも柔らかく、もちもちとした食感の「麺」と、サバや昆布、しいたけなどからとった甘めの「出汁」。北九州出身のお客さんも太鼓判！

北九州出身
「久しぶりなんですけど、甘いこの汁も北九州の懐かしい味がしました。九州のうどんだなって」

そんな資さんうどんがこの冬ついに関東へ初進出。千葉県八千代市に第1号店をオープンしたんです。オープン日には、社長自ら制服で接客する姿も。

資さん　佐藤崇史社長
「多くのお客さんに来て頂いて、本当にありがたいなと思っています」

社長にとっても関東一号店は大きな挑戦の第一歩なんです。

「資さんうどん」は1976年、福岡県北九州市で創業。九州を中心に74店舗を展開しています。（※2024年12月末時点）

約30種類のうどんの他に、10種類ほどのおでんも人気。しいたけ串や、魚のすり身でできた「まる天」などが味わえます。さらに、関東のうどん店ではあまり見かけない資さん名物「ぼた餅」など、うどんと一緒に味わえるのも、魅力のひとつ。

■「関東のお客様から『はやく資さんを出店してほしい』と」

今回、なぜ関東に進出するのでしょうか？

資さん　佐藤崇史社長
「長らく関東のお客様から『はやく資さんを出店してほしい』というお声を本当にたくさんいただいてましたので、ようやく出店することができました」

コンセプトは九州の味をそのまま関東へ。

資さん営業本部　関東ブロック　田島司ブロック長
「質さんと言えば、出汁にすごくこだわっていますので、出汁というところは強く押していきたい」

■料理提供“スピード”“順番”“向き”にもこだわり！

プレオープン3日前に行われていたのは、料理提供のトレーニング。特に力を入れているのが、提供のスピードです。

資さん営業本部　関東ブロック　田島司ブロック長
「お客さまのところでぬるいってなると、台無しになってしまうので」

できたての、あたたかいうどんを届けるため、温度も徹底的にチェックします。また、料理を出す順番にもこだわりが…

資さん　新店課　伊原皇子さん
「お客さまに暇を与えないというのをですね、伝統的な流れとしてやらせて頂いています」

そのため、最初に提供するのは「おでん」。うどんを待っている間、先に味わってもらうのです。さらにテーブルに置く向きにも決まりが…

資さん　新店課　伊原皇子さん
「しっかりお客さま側にかまぼこが向いているというのがお客さま向きなんですよ」

新規スタッフ
「お出汁が入っているので持ってくる途中に（かまぼこが）動いちゃったりとか。気をつけなきゃいけないなと思います」

■福岡で定番トッピング「ごぼ天」　長さ14センチ×5本！

一方、キッチンで揚げていたのは、資さんうどんに欠かせないごぼうの天ぷらです。

実は福岡では「ごぼ天」はトッピングとして、定番の具材なんだそう。長さ30センチを超える超ロングな「ごぼ天」や、直径約20センチ、器からはみ出るほど超巨大なものなど、ごぼうはそのお店の個性をあらわす大切なトッピングなんです。

資さんうどんでは、長さ14センチのごぼ天をなんと5本もトッピング！ボリューム満点で、食べ応え抜群なんです。

他にも、もつがたっぷり入った「もつ鍋うどん」に、香ばしい味わいの「焼きうどん」。肉汁たっぷりジューシーな「カツとじ丼」や、福岡名物「かしわおにぎり」など、メニューは全部で100種類以上。24時間営業で、ファミリー層を中心に幅広いお客さんをターゲットにしているんです。

資さん　佐藤崇史社長
「パンチがあってクセがある、逆にそれがハマるっていう味ですので、ハマっていただいたお客様ぜひ何度も通ってほしいと思います」

■「想像を超えてる」九州の味を関東へ…反応は？

そして、迎えたプレオープンの日。

資さん営業本部　関東ブロック　田島司ブロック長
「私も不安ですけども、みんなで力を合わせて頑張っていきたいと思います」

10時の開店を前に、外にはお客さんの長い行列が。

横浜市から「5時の始発で来ました」
八千代市から「7時から並んじゃってます」
八千代市から「以前旅行に行った際に九州の方で食べて、けっこうクセになっちゃって」
船橋市から「九州の友達が『絶対ラーメンより資さんうどんをまず食え』と」

午前10時、いよいよオープンです。店内はあっという間に満席に。みなさんさっそく待ち望んだうどんを注文。

お客さん
「関東の方がしこしこっとしてる感じですけど、柔らかくて、でもしっかりしてておいしいです」
「なんか想像を超えてるかも」

さらに、お客さんが向かったのは薬味コーナー。器に入れていたのは「とろろ昆布」です。他にも「天かす」や「つぼ漬け」など3種類の薬味すべてが取り放題なのもうれしいポイント。

うどんとおでんを注文したお客さんのもとには、うどんより先にちゃんとおでんが到着です。

熱々おでんは大好評！多くのお客さんが注文していました。

お客さん
「プルプルでやわらくておいしいですよ」
「甘めの出汁でおいしい」

うどんとぼた餅のセットを注文したお客さんからは…

お客さん
「初めてだよね、ぼた餅が出るの、面白い。ちょうど美味しいですね、甘すぎずで」
「やわらかくておいしいです」

ちなみにぼた餅はテイクアウトも可能。レジ横ではスタッフが、パックに入ったぼた餅をどんどん補充する姿も。

ぼた餅を購入したお客さん
「ぼた餅も頂いたらすごく美味しかったので、おうちでも食べようかなと思って」

資さん営業本部　関東ブロック　田島司ブロック長
「ここからがスタートになりますので、関東のお客様にもっともっと資さんうどんを広めていきたい」

北九州のソウルフード「資さんうどん」。関東のお客さんにどう浸透していくのでしょうか。

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