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甘っ!ヤバっ!小っちゃ!タネなし皮ごとOKの「ミニフルーツ」が今秋ブレイク中【THE TIME,】

総合
2024-10-01 07:00

シャインマスカットが高くても人気なのは、「皮ごとOK・タネなし・一口サイズ」の“売れる3条件”が揃っているから。今、そんな3条件が揃った新しい一口フルーツが続々出回り始めています。


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500円玉サイズの激甘ミニ柿

「みなさんが思っているものよりも小っちゃくって、驚いちゃうような果物がいくつか出てきましたので、ぜひ知ってほしいです!」


日本農業新聞の石原さんが注目する秋のフルーツ、1つ目は「一口サイズの柿」
一般的な柿の1/8、直径3cmほどのサイズのミニ柿「ベビーパーシモン」が今すごく人気だといいます。収穫の最盛期は9月~10月です。


『日本農業新聞』石原邦子 報道部次長:
「すごくビタミンが多いし、糖度が20度近くまである」


タネもなく、甘くて皮ごと食べられるのでスイーツにもぴったりで、まるごと包んだフルーツ大福や、パフェに添えて提供するカフェもあります。


しかし、このベビーパーシモン、実はなかなか市場に出回らないレア品種で、作っているのは新潟と岐阜の約20軒の農家だけ!


というのも、もともとベビーパーシモンは新潟県の佐渡島でたまたまできた突然変異。しかも、渋柿でした。


渋柿を甘くするには、干し柿にしたり、収穫後にアルコールや炭酸ガスを吸わせるなど、含まれるタンニンの渋みを止める処理が必要ですが、方法が渋柿の個体によって違うので最初はなかなか上手くいきませんでした。
その後、柿の一大産地である岐阜県で研究が進められ、少しずつ市場に出回るようになったのです。


さらに独自に研究を重ね、より甘くする方法を発見した農家も!


『加藤柿園』(岐阜・本巣市) 加藤一美さん:
「方法は企業秘密ですが、20度以上の糖度になってきている」


ほかにはない秘伝の甘さで、1パック(12個入り)1500円ですが取り寄せ注文が殺到!すぐに売り切れちゃうほど人気だといいます。


『加藤柿園』(岐阜・本巣市) 加藤一美さん:
「農業の後継者が少なくなっている。やはり最後は所得なので、誰でも作れるようなものでは後継者作りも難しい。みなさんが『この値段に見合う商品だ』と思うもの、いいものを作って産地を残していく」


秋の1か月しか出回らない“スーパー果実”

続いて、この秋ブレイクしそうな“皮ごと食べられるミニフルーツ”、2つ目は「ベビーキウイ」です。


『日本農業新聞』石原さん:
「すごく小さいキウイの形をしていて美味しい。しかもすごくビタミンCが豊富で栄養価が高いので、スーパーフルーツとして人気が出ている


一粒の大きさは3cmほどで、割ってみると中身はキウイそのもの。緑色の表皮は毛がなく、つるっとしているので皮ごといけちゃいます。


THE TIME,マーケティング部 原千晶部員:
「噛んだ瞬間にキウイのやさしい甘みがフワッと広がります。まわりの皮がちょっと苦みがあるんですけど、気にならないです」


ビタミンCはレモンの10倍。フルーツには珍しい亜鉛も含まれているベビーキウイは、「キウイベリー」とも呼ばれ、外国産はコストコや一部青果店でも人気ですが、もともとは日本の山にも自生していた果実「さるなし」。これが今、新しいフルーツとして全国で栽培が進んでいるんです。


さるなし農家・大和田宏さん:
「見た目は小さくてもかなり栄養があって美味しいということで、猿が食べて無くなっちゃうんで<さるなし>と」


生産量日本一は福島県の玉川村。
タバコの葉の減反政策を受け、かわりの作物として目をつけたのがさるなしでした。


さるなし農家・大和田宏さん:
「この辺の山にさるなしがあったので、栽培しようかと。ただ畑で作ったことはないので、技術面で苦労はしました」


しかし町ぐるみで栽培に取り組み、今では日本一の産地に。


9月中旬から10月中旬のわずか1か月間しか出回りませんが、『道の駅たまかわ・こぶしの里』では1パック(250g)550円で購入可能。都内のアンテナショップなどでも販売しています。


イチゴよりも甘い「フルーツほおずき」

そしてこの秋ブレイクしそうな一口フルーツ、3つ目はー。


『日本農業新聞』石原さん:
フルーツほおずき。果実を包む袋状の“がく”がベージュ色で、中を開くと黄色いミニトマトみたいな感じ」


ほおずきは、観賞用や昭和のこどもの遊びに使われ“食べものではない”イメージがありますが、欧米では古くから食用が主流です。


ビタミン豊富で、スーパーフードとも呼ばれていますが、そのお味は…?
スタジオで試食した杉山真也アナは「食感はミニトマトな感じ。甘酸っぱくて、香りが豊かで美味しい」と大絶賛でした。


食用ほおずきの品種ゴールデンベリーを「花貫フルーツほおずき」と名付けブランド化に成功したのは、茨城県・高萩市。糖度が約13度と一般的なイチゴよりも甘く、脂肪肝の予防に良いとされるイノシトールも豊富だといいます。


『清流の郷・花貫物産センター』では1パック、9個入りで432円。オンライン販売をはじめ地元のケーキ屋もオリジナルスイーツを考案するなど人気商品になっているんです。


甘酸っぱさが乳製品に合うので、地元農家おススメの食べ方はクリームチーズと一緒にカナッペや、ピザなど。


「毎朝ヨーグルトにいれて食べている」というのは、17年前にほおずきを特産品にと発案した蓬田さんですが、きっかけは、物産センターに来た客のキツイ一言だったといいます。


『花貫フルーツほおずき倶楽部』 蓬田 茂さん:
「お客さんが、『いつ来てもここには同じものしかねえな』と。じゃあ俺が今にそんなこと言わせねえようにしてやっからと始めた」


そんな闘志から始まった、まるごと食べられるフルーツほおずきですが、毎年売り上げは好調。今では東京の高級レストランにも卸しているといいます。


(THE TIME,2024年9月27日放送より)


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情報提供元:TBS NEWS DIG Powered by JNN

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