天皇皇后両陛下は「国民文化祭」などに出席するため、即位後初めて、岐阜県を訪問中です。また、愛子さまと佳子さまもそれぞれ地方公務に励まれています。
宵の口を照らす、無数の提灯。
天皇皇后両陛下を歓迎するため、きのう開かれた行事。宿泊先のホテルでそれに応えるのは、両陛下です。即位後、初めて岐阜県を訪問されています。
きょうは「全国障害者芸術・文化祭」の展覧会場を訪れ、作品について制作者自身から説明を受けたほか、制作の様子を熱心に見学されていました。
制作者 ひしだみわさん(16)
「カラフルね、かわいいねって言っていました。とても嬉しかったです」
一方、先週土曜。秋の花が咲く山あいを訪問されたのは、両陛下の長女・愛子さま。
3年前の豪雨災害に見舞われ、その後再開した和紙工房を訪れ、女性職人の手ほどきで、“伝統の和紙づくり”を体験されました。
愛子さま
「できていますか?」
職人
「できています」
「緊張する」としながらも、楽しまれたご様子。
これに先立ち訪問されたのは、「国民スポーツ大会」の柔道会場です。ここでも笑顔を絶やさなかった愛子さま。「柔道を会場で見るのは初めてなんです。パリオリンピックの柔道も毎晩遅くまで見ていました」と、明かされたそうです。
秋篠宮家の次女・佳子さまも現在、佐賀県に滞在されています。きのうは有田焼の名品などを鑑賞。
佳子さま
「線の感じとか、すごくなんて言うんでしょうね。とても技術が」
「日本工芸会」の総裁である佳子さまの耳には、有田焼のイヤリングです。
そして、きょうは「国民スポーツ大会」の閉会式へ。この大会は、開会式で陛下がおことばを述べられていて、きょうの閉会式では、佳子さまが天皇杯・皇后杯を授与されました。
そして先ほど午後4時半ごろ、両陛下は「国民文化祭」の企画展を視察し、高校生たちが自ら設計した人工衛星について、説明を受けられました。
皇后さまは、延べ70人ほどで活動していると聞き、「本当、すごいですね」と驚かれた様子でした。
両陛下は今夜、東京へ戻られます。
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