北朝鮮がウクライナに侵攻するロシアに兵士を派遣したとの見方が広がるなか、韓国大統領府の高官は「限度を超えればウクライナに対する攻撃用兵器の支援を検討することもできる」と述べ、ロシアと北朝鮮をけん制しました。
韓国の情報機関は今月18日、北朝鮮軍の特殊部隊の兵士およそ1500人がロシア極東のウラジオストクへ運ばれたことが確認されたとして、「北朝鮮が参戦を始めた」との見解を示しました。
これを受け、韓国政府はロシア大使を呼んで抗議するなど反発を強めていますが、韓国大統領府の高官は22日、「限度を超えれば、ウクライナに対する攻撃用兵器の支援を検討することもできる」と述べ、ロシアと北朝鮮をけん制しました。
また、この高官は、北朝鮮が兵士の派遣によってロシアの協力を得て、核・ミサイルの高度化や老朽化した兵器の改良などを進めることになれば、「韓国の安全保障にとって致命的な脅威になる」と指摘しました。
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