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「貧乏人を金持ちにするためにやってるだけ」 コンゴの“鉱山採掘事業”への投資 不正に勧誘か 社長ら男女6人を逮捕 集めた2億7600万円は遊興費に… 警視庁

総合
2024-11-07 20:01

アフリカのコバルト採掘事業をめぐり、出資金を不正に集めたとして都内のコンサルティング会社社長らが逮捕されました。「本社はビバリーヒルズでジェット機20機を購入した」。社長は羽振りの良さをアピールして投資家を信用させていました。


高級車に腕をのせ、ポーズを取る男。100万円以上とされる高級バッグを片手に、微笑む姿も。


李基道 容疑者
「いまコバルトでお金集めてるでしょ?金融庁的に全然OKなんだって。問題なし」


舞台はアフリカ・コンゴ民主共和国。コバルトの採掘事業の投資をめぐり、男らが警視庁に逮捕されました。


東京・西麻布のコンサルティング会社社長、李基道容疑者(39)ら男女6人は、コンゴでの採掘事業をめぐり、国に無登録で男女4人に対し、出資金として2650万円の株を購入するよう勧誘したとして逮捕されました。


勧誘する際に使っていた資料には。


李基道 容疑者ら
「90%の収益が入る見込みが立っています。現地の様子は定期的に作業風景の動画が送られてきます」


しかし、JNNが入手した動画では、李容疑者が社内の会議でこんな説明をしていました。


李基道 容疑者
「お金集めるの打ち止めにしようと思ってる。コバルトに関しては」


当時、関係先に事業の実態を確認する問い合わせが複数寄せられていたため、事業の「打ち止め」を宣言していたのです。


李基道 容疑者
「ちょっと悪いけど、貧乏を金持ちにするためにやってる。『本当にやっているんですか』とか疑うようなやつは(客に)いらない」


李容疑者らは2020年からのおよそ1年間で、200人ほどから出資金あわせて2億7600万円を不正に集めていたとみられていますが、警視庁によると、投資家への配当は1回のみ。それ以降、支払われた形跡はなかったということです。


5年ほど前に知人の紹介で李容疑者と知り合ったという男性は。


李容疑者を知る男性
「もう“詐欺師”みたいな感じ」


李容疑者らは複数の事業への投資を勧誘していたとみられていて、この男性の場合、アメリカの会社の株を購入したといいます。


李容疑者からは、「株価が5倍になって儲かる」などと言われていたということです。


李容疑者を知る男性
「合計2200万円の額を私が出して、結果的にちょっと戻ってきてない状況」


なぜ、多額の出資金を集められたのでしょうか。


李容疑者は投資家らに対し、羽振りの良さをアピールしていました。


李基道 容疑者
「世界各地に支店があって、本社はビバリーヒルズ。投資用にジャンボジェット20機をキャッシュで購入した」


李容疑者を知る男性
「一言でいうとやっぱり自分を大きく見せるというか。(キャバクラに)300万円ぐらいの札束を持ってきて、それでもうなんか、今日これ全部使い切るからみたいな感じで。有名人と関わってる写真だったりとか(見せてきて)、自分もそういう繋がりがある人間なんだよって」


警視庁は李容疑者の認否を明らかにしていませんが、コンゴの採掘事業には実態がなかったとみて、詐欺容疑での立件も視野に捜査を進めています。


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情報提供元:TBS NEWS DIG Powered by JNN

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