今年5月、山梨県の演習場で自衛隊員が手りゅう弾を投げる訓練中に死亡した事故で、陸上自衛隊は当時、訓練を監督する立場だった隊員2人を業務上過失致死の疑いで書類送検しました。
陸上自衛隊の警務隊が業務上過失致死の疑いで書類送検したのは、▼30代の3等陸佐と▼50代の1等陸曹の2人です。
2人はことし5月、山梨県の陸上自衛隊・北富士演習場で行われていた訓練中、手りゅう弾の破片が当時29歳の男性隊員の頭にあたり死亡した事故で、責任者として安全に訓練させる立場にもかかわらず、適切な指導を行わずに隊員を死亡させた疑いがもたれています。
陸上自衛隊によりますと、手りゅう弾を投げる訓練の際には、▼防護壁より低い位置に頭を下げ、▼壁の近くに身を寄せることなどで安全を確保する必要がありますが、死亡した隊員は当時、壁に身を寄せていなかったということです。
このうち30代の3等陸佐は壁に身を寄せる「必要性を理解していなかった」ということで、陸上自衛隊は「二度とこのような事故を起こさないよう、再発防止に努める」としています。
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