今年9月、千葉県船橋市の住宅に侵入しようとしたとして、17歳の少年ら3人が逮捕されました。3人は犯行直前に強盗の指示を受けたということです。
住居侵入未遂の疑いで逮捕されたのは、▼神奈川県川崎市のアルバイト坂井田翔太郎容疑者（32）、▼東京・足立区の無職の18歳の少年、▼横浜市の会社員の17歳の少年のあわせて3人です。
3人は今年9月24日の未明、船橋市大穴南の70代の男性宅に窓ガラスを割って侵入しようとした疑いがもたれています。
警察によりますと、3人は窓ガラスを割って侵入しようとしたところ、就寝中だった男性が気付き、「何やってんだ、この野郎」と声をかけられ逃走したということです。
3人はSNSで闇バイトに応募し、匿名性の高い通信アプリ「シグナル」で指示を受けながら犯行に及んだということです。
また、3人は闇バイトに応募した当初は「荷物を運ぶ仕事」「詐欺で金を持ち逃げした家に盗みに入る仕事」などと、それぞれ別の仕事を提示されていました。
しかし、犯行直前に現場近くの商業施設でハンマーと粘着テープを購入し、「一軒家に押し入って、住人を縛りあげて、金を奪って指示役に電話させろ」「人がいたら頭をハンマーでフルスイングしろ」などと強盗の指示を受けたということです。
取り調べに対し3人はいずれも容疑を認めていて、「金がほしくてやった」と供述しているということです。
この事件の4日後に、東京・練馬区で起きた強盗傷害事件で、坂井田容疑者は運転手役、18歳の少年は実行役でそれぞれ逮捕されていました。
警察は首都圏で相次ぐ強盗事件との関連を調べています。
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