違法薬物を譲り受けたとして、麻薬特例法違反の罪で起訴された精密機器メーカー「オリンパス」の前CEOの初公判が開かれ、前CEOは起訴内容を認めました。
精密機器メーカー「オリンパス」の前CEO、シュテファン・カウフマン被告(56)は都内で複数回にわたり、コカインやMDMAとみられるものを違法薬物として譲り受けたとして、麻薬特例法違反の罪に問われています。
きょう、東京地裁で開かれた初公判で、カウフマン被告は「起訴状の内容は正しく、すべて事実に即したものです」と述べ、起訴内容を認めました。
検察側は冒頭陳述で、「被告は仕事の疲労感を解消するため、友人からコカインを受け取っていた」「その友人から密売人の紹介を受け、コカインなどを入手していた」と指摘しました。
この事件では、“譲り渡し役”の金子高明被告(44)も麻薬特例法違反などの罪で起訴されています。
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