きのう開幕した大阪・関西万博。きょう、初めての平日を迎えました。盛り上がりのかげで、さっそく課題も見えてきました。
きょう初めて会場の空を飛び回ったのは、万博の注目イベントの一つ「空飛ぶクルマ」です。複数の機体がお披露目の予定ですが、きょうは総合商社の「丸紅」などが運航する機体が飛行しました。旋回したり、前後に動いたり、およそ10分間の飛行に来場者は釘付けに。
また、きょうは大阪府内の小中学校10校が無料で招待され、「大阪ヘルスケアパビリオン」などを見学しました。
小学生
「楽しかった」
「いろんなロボットとか、芸術作品とかがあって楽しかったです」
平日にもかかわらず、大勢の人で賑わう会場ですが、さっそく課題も見えてきました。
開幕日のきのうの来場者は、関係者を含むおよそ14万1000人。大勢が殺到した東側の入場ゲートでは、午前9時半ごろからおよそ5時間の通信障害が発生し、入場用の二次元コードの表示に時間がかかるというトラブルもありました。
これを受けて、協会は障害のあった東側の入場ゲート付近に新たにWi-Fiを設置。来場客に対し、二次元コードを事前に印刷することやスマートフォンで画面保存することなどを呼びかけています。
トラブルは、会場内のトイレでも…。若手建築家が手がけた「デザイナーズトイレ」。入り口と出口が異なる構造となっていて、利用者の出入りがランプで表示されるはずですが…
記者
「トイレの内側に利用者がいるとランプがつく仕組みになっているのですが、うまく作動していないようです」
利用者
「入っている間にライトがついているのか消えているのか、中ではわからないので。初めてなんでね、ちょっとドキドキです」
不具合で、一部が使用できなくなり、トイレの前には行列ができていました。
一方、内装工事などの関係で開幕日に開館が間に合わなかったインドやネパールなど5か国については、依然として、開館のめどが立っていません。
博覧会協会とBIE=博覧会国際事務局は午後3時ごろ、共同で会見を開きました。
日本国際博覧会協会 石毛博行 事務総長
「小さい改善とかについて、しっかりやっていく必要があると思う。大きな課題があるわけではない」
見切り発車で始まった万博。運営も改善が続きそうです。
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