
立憲民主党の小西洋之参議院議員に名誉を傷つけられたとして、「NHKから国民を守る党」の立花孝志党首が賠償を求めた裁判について、立花氏が請求を放棄し、終結したことが分かりました。
立憲民主党の小西洋之参議院議員は去年12月、去年行われた兵庫県知事選について、「公益通報に違反し、元局長を自死に追い込み、その虚偽の誹謗中傷などを拡散し、後にそれを認めた立花氏と公選法違反の2馬力選挙を行い、更には、SNS選挙の買収罪の疑惑説明からも逃げ回っている」と自身のSNSに投稿しました。
これに対し、「NHKから国民を守る党」の立花孝志党首は小西議員の投稿で名誉を傷つけられたとして、160万円の賠償を求める訴えを東京地裁に起こしていました。
この裁判は今年2月に第1回口頭弁論が行われ、被告の小西議員側は訴えを退けるよう求めていましたが、きのう開かれた非公開の裁判手続きで立花氏側が請求を放棄し、裁判が終結したことが分かりました。
小西議員がきょう、記者会見を開いて明らかにしたもので、小西議員は「2馬力選挙だということを裁判で論戦するつもりでいたが、請求放棄に正直、驚いた」「裁判をするなら堂々と、法と証拠に基づいて論戦すれば良い」と述べ、立花氏の対応を批判しました。
立花氏は「裁判というクローズドな場ではなく、小西さんと直接、対談したいと思い、請求を放棄した」とのコメントを出しました。
立花氏はこれとは別に、兵庫県議会の百条委員会の委員長を務めていた奥谷謙一県議に対しても、記者会見での発言で名誉を傷つけられたとして、賠償を求める訴えを起こしていましたが、第1回口頭弁論が開かれた今月15日に自ら請求放棄を申し立て、裁判が終結しています。
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