川崎市で、行方不明だった20歳の女性が遺体で見つかり、元交際相手の男が逮捕された事件。1月中旬、男の親族が男について、「事件に関わっているかもしれない」と説明していたことが新たに分かりました。
自宅の床下に、元交際相手・岡崎彩咲陽さん(20)の遺体を遺棄した疑いで逮捕された白井秀征容疑者(27)。岡崎さんの行方が分からなくなった去年12月20日前後の様子が、明らかになりつつあります。
岡崎さん(12月9日の通報)
「家の周りをうろついている」
行方不明になる11日前、白井容疑者について電話でこう訴えた岡崎さんに対し、警察は事実確認のため警察署に来てほしい旨を伝えました。しかし岡崎さんは、「また連絡します」と電話を切ったといいます。
その後も複数回、警察に電話をかけていた岡崎さん。去年12月20日、行方不明になりました。
警察は6日後、白井容疑者を任意で事情聴取。その際、白井容疑者が、ストーカー行為を認める発言をしていたことが捜査関係者への取材で分かりました。
白井容疑者
「12日から17日まで、家の前などでうろついた」
しかし、警察は強制捜査を行わず。この時点では具体的な証拠がないとの判断だったといいます。
ただ、去年12月12日といえば…
「いるじゃん、いるじゃん」
家の周辺をうろつく白井容疑者とみられる人物に、岡崎さんらは不安を覚えていたといいます。
さらに白井容疑者の親族からは、こんな情報も。すでに行方不明届が出されていた1月中旬、白井容疑者について、「事件に関わっているかもしれない」「殺したかもしれない」などと、警察に証言していたのです。
警察はこれについても「証言に具体性がなく、行方の手がかりはつかめなかった」と説明。
行方不明から遺体の発見まで4か月あまり。
記者
「現場には、きょうも多くの花が手向けられています」
警察が事件のいきさつを調べています。
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