E START

E START トップページ > 国内 > ニュース > 少子高齢化で担い手不足の防犯ボランティア 千葉・銚子市では「防犯の輪」広げる活動 勤務終了後の警察官や外国人技能実習生がパトロール

少子高齢化で担い手不足の防犯ボランティア 千葉・銚子市では「防犯の輪」広げる活動 勤務終了後の警察官や外国人技能実習生がパトロール

国内
2025-05-06 17:08

全国的に担い手不足が指摘される防犯ボランティア。千葉県のある街では、夜のパトロールに現役の警察官が参加し、「防犯の輪」を広げようとしています。


夜の住宅街を歩く3人の男性。千葉県警・銚子署、生活安全課の奥田課長ら幹部たちです。


奥田課長
「この間、変な人が後ろにいたって」
男性
「ここのところ見かけないです」


週におよそ4回。勤務後に防犯パトロールのボランティアをしています。


この日、視線が捉えたのは、駅前でひとり佇む男性。


奥田課長
「何やっているんですか?」
男性
「こうすればインスタのフォロワー増えるんじゃないかと」


男性はSNSのQRコードを表示し、スマートフォンを掲げていたのだそう。


奥田課長
「みんなビックリしちゃうから」
男性
「始めてまだ2分くらいです」
嶋田課長
「変な人に巻き込まれないように」


積極的な声かけで「見せる防犯」を。


現職の警察官が防犯ボランティアに参加することには、もう一つ狙いがあるといいます。


銚子警察署 奥田雅彦 生安課長
「町内会で防犯パトロール隊の方はいますが、高齢化や後継者不足でちょっと難しいところで、防犯の輪が広がっていけばいいなと」


警察庁によりますと、防犯ボランティアの団体は2016年から9年連続で減少。銚子市も例外ではありません。銚子署は去年6月ごろから地元企業を訪ねて回り、参加を呼びかけてきました。


住民らに声をかけて回るのは、ベトナム人技能実習生たちです。地元で100年近い歴史がある水産加工会社で働き、去年夏から月に2回、仕事終わりで防犯パトロールに参加しているのです。


一方でこうした活動は、技能実習生たちにとっても地域とのコミュニケーションの場になっています。


田原缶詰株式会社 田原義久 社長
「地元の安全安心。同じ住民の中で、国籍を問わず、コミュニケーションができれば、治安も確保されていくと思っています」


スマホのバッテリーを長持ちさせるコツは?意外と知らない“スマホ充電の落とし穴”を専門家が解説【ひるおび】
「水道水がおいしい都道府県」全国1位は?“蛇口からミネラルウォーター”の地域も【ひるおび】
「パクされて自撮りを…」少年が初めて明かした「子どもキャンプの性被害」 審議進む日本版DBS “性暴力は許さない”姿勢や対策“見える化”し共有を【news23】


情報提供元:TBS NEWS DIG Powered by JNN

ページの先頭へ