インサイダー取引をした罪などに問われている東京証券取引所の元社員の男とその父親の裁判で、東京地裁は先ほど、それぞれに懲役1年6か月・執行猶予3年、罰金100万円の有罪判決を言い渡しました。また父親には追徴金約2116万円を科しました。
【写真を見る】【速報】東証元社員(27)と父親(58)に懲役1年6か月・執行猶予3年・罰金100万円の有罪判決 上場企業の未公開情報によるインサイダー取引事件 東京地裁
東京証券取引所の元社員、細道慶斗被告(27)は父親の正人被告(58)に業務で知った上場企業の未公開情報を伝えた罪に問われ、正人被告はその情報を元に株およそ1700万円分を不正に買い付けた金融商品取引法違反の罪に問われています。
2人は今年4月の初公判で起訴内容を認めたうえで、正人被告は「息子には『公開前に株を買わない』と嘘をつき未公開情報を聞き出した」「私が主導したことだ」と説明し、慶斗被告は「父親に喜んでほしかった」などと述べていました。
検察側は「東証の信用、証券市場全体の信用をも毀損する悪質重大な犯行」として、2人それぞれに懲役1年6か月、罰金100万円を求刑。
一方の弁護側は執行猶予付きの判決を求めていました。
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