日本大学アメフト部での薬物事件への対応をめぐり、元副学長の男性が林真理子理事長から辞任を強要されるなどパワハラを受けたとして賠償を求めた裁判で、東京地裁は元副学長の訴えを退けました。
【写真を見る】【速報】日本大学元副学長が敗訴 林真理子理事長から「辞任強要などのパワハラ受けた」と賠償求めた裁判 東京地裁が訴え退ける判決
この裁判は、日本大学の沢田康広元副学長が、おととし発覚したアメフト部での薬物事件への対応をめぐり、林真理子理事長から辞任を強要されるなどパワハラを受けたとして、1000万円の賠償を求めているものです。
沢田元副学長は薬物事件に関する記者会見の後、林理事長から学内の会議への出席を禁じられ、責任が自身にあるかのような印象操作をされたなどと主張しています。
きょうの判決で東京地裁は、沢田元副学長の会議への出席禁止について、「危機管理委員会の会議において、原告が情報提供に協力的でなかったことから決められたものと認められる」と指摘。その上で「被告はその決定の理由を説明したにすぎない」として、パワハラには当たらないとしました。また、辞任勧告についても「パワハラに当たるとは言えない」として、沢田元副学長の訴えを退けました。
沢田元副学長は判決後、「会議体のルールを全く無視した不当な判決である」などとコメントを発表し、控訴するとしています。
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