アメリカのバイデン大統領とハリス副大統領は、160人以上が死亡するなど大きな被害が出ているハリケーン「ヘリーン」の被災地を視察しました。
バイデン大統領は2日、ハリケーン「ヘリーン」で大きな被害を受けた南部のサウスカロライナ州を訪れ、上空から、隣接するノースカロライナ州を含む一帯の被害状況を視察しました。また、ノースカロライナ州の対策本部も訪れ、知事や議員らと会談しました。
この視察に先立ちバイデン氏は、1000人を超えるアメリカ軍兵士を被災地に派遣するよう指示し、バイデン政権として復旧活動に全力を挙げる方針を示しています。
また、ハリス副大統領もジョージア州を訪れ、被害状況の説明を受けました。
ハリケーン「ヘリーン」では少なくとも160人が死亡するなど大きな被害が出ていますが、大統領選を争うトランプ前大統領ら共和党側はバイデン政権の災害対応が遅いと批判。トランプ氏は9月30日にジョージア州を訪れ、被災地に寄り添う姿勢をアピールしていました。
バイデン氏は3日も、被害を受けたジョージア州とフロリダ州を訪問するほか、ハリス氏も近く、ノースカロライナ州を訪問することにしています。
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