子宮頸がんなどを防ぐための「HPVワクチン」について、接種機会を逃していた女性が無料で接種できる期限を条件つきで延長する方針が固まりました。
小学校6年から高校1年の女性を対象に公費による接種が行われている「HPVワクチン」をめぐっては、接種後に体の痛みなどを訴える人が相次いだことを受けて、厚労省は一時、接種を積極的に勧めることを中止していました。
その後、安全性が確認されたとして、おととしから接種の呼びかけを再開したうえで、接種の機会を逃していた1997年度~2007年度生まれの女性を対象に公費によって無料で受けられる「キャッチアップ接種」を行っています。
キャッチアップ接種の期限は来年3月で、それまでに合わせて3回の接種を終える必要がありましたが、今年の夏にワクチンの需要が大幅に高まったことから、一時、供給が不安定な状況にありました。
これを受け、きょう開かれた厚労省の専門部会で、来年3月までに1回でも接種した人については、無料接種の期限を1年延長させる方針を決めました。
本来、来年3月で定期接種の期間が終わる今の高校1年生についても、今回に限り同じ条件で期限を1年延長するということです。
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