ロシアのプーチン大統領は国民に向けた新年の演説でウクライナ侵攻を念頭に「われわれは前進するだけだ」と述べ、団結を呼びかけました。
ロシア プーチン大統領
「新年を迎え、われわれは未来について考えている。すべてはうまくいくと確信している。われわれは前進するだけだ」
プーチン大統領は12月31日深夜、恒例の新年の演説を行い、ロシアではこの四半世紀に歴史的に重要な多くの出来事があったとし、「われわれは団結して大きな目標を達成し、何度も試練を乗り越えてきた」と強調しました。そのうえで、ウクライナ侵攻を念頭にロシアの軍人を「真の英雄だ」と称えました。
ただ、戦況や今後の見通しについては言及しませんでした。
2025年は第2次世界大戦で旧ソ連がナチス・ドイツに勝利してから80年の節目となり、ロシアは今年を「祖国防衛者の年」と位置づけていて、プーチン氏としてはウクライナ侵攻を重ね合わせることで、国民に団結を訴える狙いがあるとみられます。
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