東京女子医科大学の元理事長が背任の疑いで逮捕された事件で、警視庁が元理事長の自宅などから、あわせて4億円相当の現金と金塊を押収していたことがわかりました。
東京女子医大の元理事長・岩本絹子容疑者(78)は新校舎の建設工事をめぐり、男性建築士に業務実態がないにもかかわらず、「コンサル料」として現金およそ1億2000万円を支払い、大学に損害を与えた疑いがもたれています。
その後の捜査関係者への取材で、警視庁が去年7月に岩本容疑者の関係者が所有するマンションから現金1億5000万円と金塊2キロを押収したことがわかりました。
去年9月には岩本容疑者の自宅などから現金およそ5000万円と金塊8キロを押収していて、押収した現金と金塊はあわせて4億円相当にのぼるということです。
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