アメリカのトランプ新大統領が不法移民の大規模な強制送還を打ち出したことを受け、シカゴでは外出を控える動きが広がっています。中継です。

アメリカ・中西部のシカゴです。このあたりはメキシコからの移民が多く集まるエリアで、「リトル・メキシコ」などとも呼ばれています。

トランプ新政権は、早ければきょうにも不法移民の強制送還をスタートさせる構えですが、いまのところ大きな動きはありません。

この送還に関する情報が事前に一部アメリカメディアに報じられたことで、当局がオペレーションの進め方を再検討しているとも言われています。こうした状況のため、移民たちの不安が高まり、「不要な外出を控える」といった動きも出始めています。

シカゴ市民
「移民たちは怖がっている。当局から声をかけられたときに十分な証明書を持っていなければ、連れていかれるかもしれない」

「移民が仕事に行くと逮捕される」といったうわさも広がっていて、職場への出勤をとりやめる労働者もいるということで、強制送還による混乱はしばらく続きそうです。

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