【冬だけじゃない】車に乗る前に「猫バンバン」してますか?
2020-05-21 12:00:46
車に乗る前に「猫バンバン」していますか? これは、猫が車のボンネットの中に潜んでいる場合を考え危険回避のためにすること。エンジンをかける前にボンネットをバンバンと叩いて追い出すわけです。
猫は暖かい所、狭い所が大好きです。車のエンジンルームの中やタイヤの上、車体の下などは潜みやすい格好の場所と言えます。
猫がいるのを知らずにエンジンをかけてしまうと、エンジンルームの中の回転するファンに巻き込まれて・・・猫がタイヤに乗ったまま発進してしまうと・・・悲惨な光景が目に浮かびます。猫も可愛そうだし、車もダメージを負います。JAF(一般社団法人日本自動車連盟)によると、昨年1月期間で約25件「エンジンルームに猫が入り込んだ」という要請が入ったそうです。
日産自動車などでは、数年前から、運転前にボンネットを叩くと効果的とし、これを「猫バンバン」と名付けてドライバーに呼びかけています。
【日産#猫バンバン プロジェクト】https://www.nissan.co.jp/SOCIAL/CAMP/NEKOBANBAN/
冬だけじゃない
近所に野良猫が多い家、自宅はもちろん近所で猫を飼っている家がある場合は気を付けてください。
冬場は特に多いかもしれませんが、実は一年を通して気を付けなければなりません。ポカポカ陽気になる春や秋はもちろん、梅雨は雨をしのぐことができます。夏でも、さすがに炎天下の青空駐車場にある車のエンジンルームに入り込むケースは珍しいでしょうが、屋根付き、ガレージの涼し気な場所の駐車場では要注意です。
また、自宅だけじゃなく外出先でも有り得ることなので、どんな場所でも運転前に猫バンバンを心がけてほしいところ。
猫は「ここは居心地がいい」と感じたら何度もやってくるので、猫バンバンして居心地が悪い場所と認識させることが重要とか。
強く叩いちゃだめ
“バンバン”と聞くと、突然けたたましくバンバン!とボンネットを叩くと良いと思われがちですが、実は「やさしく何度も叩く」のが良いそうです。うるさく叩くと猫によっては刺激が強すぎて萎縮し逆になかなか出てこなくなることもあるそうです。
猫バンバンをすると、大概の猫は危険を察して車から離れるようですが、人馴れしている猫や外敵に狙われやすい子猫などは簡単に出ていかないケースもあるとか。正直、いちいちボンネットを開いて確認するのは手間でしょうが、運転席に座ってエンジンを掛ける前にちょっと耳を澄ませて鳴き声がしないか、ゴソゴソと動く音がしないか、そんな違和感がないか確かめてみてください。
事前対策は?
トラブル事前対策はないでしょうか? とあるネットサイトに「車にカバーを掛ける」とありましたが、猫は車体の下から潜り込むのでどうなんだろう? と疑問に思いました。
車屋さんで聞いたり、ネットで調べたりしてみましたが、“特に効果的な対策はないのが困りもの”なのだそうです。
そんな中で、この記事を書くきっかけとなった知人が試してかなり効果的だった対策を記しておきます。
それは「車の周りに猫の嫌いな臭いのスプレーを巻いた」だそうです。当たり前といえば当たり前なんですが、車に近寄らせないのが良いというわけですね。
市販のスプレーですが、これを巻いてから近くの公園に居着いている野良猫が入ってこなくなったと。猫は柑橘系の刺激臭など苦手な臭いがいくつかあるので、そういったものも効果的かもしれません。その知人も最初はレモン汁を巻いていたそうでそれも効果はあったと。でもレモンを絞るのが面倒なので市販のスプレーを買ったと言っていました(笑)。絶対とは言えませんが一例として紹介しておきます。
猫に、ここは居心地の悪い場所だとインプットできれば良いので、いろいろ試してみるのが良いでしょう。
情報提供元: マガジンサミット