Virtual Exposure2020各部門で藤澤虹々可・上村葵・藤井雪凛が優勝!毎年女子の為のスケートボード大会を開催する意味とは?
2020-11-28 12:32:34
Instagram @exposureskate より
毎年開催される世界的な女子スケーターの大会イベントEXPOSUREが、今年はビデオパートの投稿形式によって開催され、日本の藤井雪凛(14歳以下トランジション)、藤澤虹々可(15~29歳ストリート) が優勝。
上村葵(14歳以下ストリート)(ベストトリックストリート)は2部門での優勝を果たした。
他にも西矢椛(14歳以下ストリート)が2位、中山楓奈(15歳~29歳)が3位と、世界的なコンテストで、日本の次世代女子スケーター達が凄さを見せつけた。
14歳以下のトランジションで優勝した藤井雪凛は、キックフリップインディやバリアルなどを入れたエアトリックを中心に、スタイルの入ったグラインドトリックなどで、見るもの全てを魅了させるパートで優勝。
14歳以下ストリートとベストトリックを制した上村葵は、東静岡アート&スポーツ/ヒロバの巨大ステアでヒールフリップ、同じ場所のハンドレールではヒールフリップフロントサイドボードスライドなど、まだ小さい体ながらもとんでもないスキルの高さを披露!
一方、オールストリートで撮影の藤澤虹々可は、ハンドレールやバンク、レッジなどに加え、要所要所の見るからに困難なスポットを得意のキックフリップでクリアしていく構成。
ラストトリックでは、路面の荒い巨大バンクインのキックフリップを見せ、欠けたデッキのノーズがその過酷さを物語っているように見えた。
Exposureの思い
Exposureは世界一大きな女子限定のスケートボードイベントといわれ、毎年世界中から多くのガールズスケーターが集まるが、今年はコロナ禍の影響もありコンテストはビデオパートのみによって行われた。
Exposure HPによると、賞金として上位受賞者の地元スケートショップにギフトカードが送られるとの事。その理由について「今年は多くの小さなローカルスケートショップが苦戦しており、そういったローカルショップをサポートすることが、これまで以上に重要な事であり、応援したい」と書かれている。
日本ではコロナ禍でスケーターが増えたとも言われているが、地域のスケートシーンを支えているような、小さなスケートショップなどを支援したいというスケート業界全体を考えるExposureの思いが伝わってくる。
他にもExposureは2012年の最初のイベント以来、家庭内暴力緊急避難所への寄付を募る募金活動を行なっており、特に今年はパンデミックにより家庭内暴力が深刻化していると警鐘を鳴らしている。
Skatelite Best Trick Transition and Independent Best Trick Street
【YouTube URL】https://youtu.be/Pl5OUs144CM
※こちらのYouTubeからも寄付のサイトに飛べます
EXPOSURE2020主な結果
※各チャンピオンの滑りはこちらから
【URL】https://www.thrashermagazine.com/articles/virtual-exposure-2020-video-winners/
【14歳以下ストリート・ビデオパート】
1位 上村 葵
2位 西矢 椛(モミジ)
3位 Chloe Covell
4位 北野 朝戸(セト)
5位 Mia Lovell
【15歳~29歳ストリート・ビデオパート】
1位 藤澤 虹々可
2位 Margielyn Arda Didal
3位 中山 楓奈
4位 Amanda Castillo
5位 Charlotte Hym
【14歳以下トランジション・ビデオパート】
1位 藤井 雪凛
2位 Ruby Trew
3位 Ruby Lilley
4位 Lilly Stoephasius
5位 Lola Tambling
【15~29歳トランジション・ビデオパート】
1位 Bryce Ava Wettstein
2位 Jordyn Barratt
3位 Lara Botto
4位 手塚 まみ
5位 Lady Meek
【ベストトリックストリート】
1位 上村 葵
2位 Aimee Massie
3位 Celina Meehan
4位 Chloe Covell
5位 Amanda Castillo
【ベストトリックトランジション】
1位 Nicole Hause
2位 Jordan Santana
3位 Dora Varella Gallacci Pereira
4位 藤井 雪凛
5位 Kasci Woolf
※すべての結果はこちらから
【URL】https://www.exposureskate.org/virtual-exposure-2020-full-results/
【文 小嶋 勝美】
スケートボードを趣味としており、ライターとしてスケートボード関連の記事を執筆。
約10年間芸人として活動後、現在は放送作家としても活動中。
情報提供元: マガジンサミット