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最近、魚を食べていますか?

2016-10-09 12:00:26


執筆:Mocosuku編集部
近年は食事の欧米化が進んだことに加え、調理が簡単で生ゴミが少ないなどの理由から肉は魚より人気があります。
国民1人あたりの魚の消費量は、この10年で約2割も減少しました。小学校でも給食に骨付きの魚が出るのは月1回程度が現状です。
児童の中には、魚を見てもどこに箸を入れていいかわからない、どこが可食部分なのかわからないという子もいるそうです。
そこで今回は、改めて魚の魅力を見ていきたいと思います。

魚を食べると頭が良くなる!?


魚には他の食材にはない独特な栄養素を持つものもあります。DHAやEPAといった脂肪酸はその代表格です。
DHAは青魚に多く含まれており、脳細胞を活性化させる働きを持ちます。
このため、学習能力・記憶力の向上やアルツハイマー型認知症の予防、うつ病の発生の抑制などに効果があると言われています。ほかにも、動脈硬化の予防、高脂血症の改善、高血圧の抑制などに有効と言われており、健康増進効果に優れた成分と言えるでしょう。
 
EPAも青魚に含まれる脂肪酸の一種で、DHAに近い働きを持っています。
魚を食べる国ランキング6位の日本は、魚を食べる量が多い国で最も「うつ病の発症率が低い」と言われています。種類にもよりますが、魚はほかにも、タウリン、カルシウム、タンパク質、ビタミン類など、たくさんの栄養素を含んでおり、美容効果も高い、優れた食材なのです。
現代ではそうした栄養素はサプリメントなどで手軽に摂取できますが、栄養面と同時に魚を食べるという文化も大事にしたいですね。

家族みんなで魚を食べよう


魚食文化は海に囲まれた日本の伝統で、2013年12月にユネスコ無形文化遺産にも登録された「和食」の柱の1つでもあります。日本の水産庁は海外に向けて、魚介類やカツオ・昆布のだしなどを積極的にアピールしています。
また小学生の子どもを持つ保護者3000人を対象にしたあるアンケートでは、そのうち4割が「学校で魚の食べ方を指導してほしい」と要望しているのだとか。
しかし食事の基本は家族と一緒にとること。
学校だけでなく、家庭で魚をおいしく食べる方法を教えることが、その子どもにとっても一生の財産になるのではないかと思います。これからはもっと積極的に、魚を食べていきたいですね。

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情報提供元: mocosuku

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