「成長するためには先を見て流れを読むことが大事」。株式会社スパイラル研究所代表・大島雅生氏が今の時代のITコンサルを語る
2021-02-01 12:00:27
テンカイズα。この番組は、TBSラジオで放送中「テンカイズ」の番組内だけでは紹介しきれないアツイ人たちをYouTube限定で紹介して行く番組。様々な業界で活躍する人に迫ります。
今回のゲストはITコンサルで企業のサポートを行う「株式会社スパイラル研究所」代表取締役・大島雅生さんです。
スパイラル研究所とは?
宇賀なつみアナウンサー(以下、宇賀)「スパイラル研究所はどうのようなことをしている所なんですか?」
大島雅生さん(以下、大島)「企業様向けにITに関するアドバイスを行っているんですけども、会社の経営者の方とか、ITの担当者のところに行ってITの使い方や戦略の立て方なんかをアドバイスしています。」
宇賀「具体的にどのような相談が多いんですか?」
大島「あんまりITに詳しくない方がいきなりITの担当者に任命された場合や、そもそもIT担当が何をするのか分からないとか、どう戦略を立てていけばいいのか、といった相談があるので、アドバイスをさせていただいています。」
日本企業の課題
宇賀「実際にそういう方たちと現場で接していて、なにか感じることはありますか?」
大島「やっぱりITといえばコンピューターで何かをするという考え方が一般的なので、そもそも何をしたらいいんだっけという話があまりされないままコンピューターを導入してしまったりするんです。そうなると先端技術を入れようとなって作ったのに使われないだとか、すごくお金が減っていくなんて言う問題がどんどん出てきてしまう。そうならないように私がサポートしているといった形です。」
宇賀「例えばどういうサポートをするんですか?」
大島「例えば、『社長からこの技術を使って何か新しいことをやれって言われちゃったんだけど、どうすればいいでしょう?』と相談を受けたときに、『そもそも何をしたいんでしたっけ』という話をまずふって。で、『それを使ってどんなメリットを得たいんですか』、とか、『どんなことをしたいんですか』という話から始めていきます。話をしていくと『実はこれいらないよね』とか、『別に最新技術を使わなくてもいいですね』みたいな話になったりもします。そういう風に軌道修正をしてあげると言いますか、考え方を皆さんに分かってもらうようなやり方をしています。」
宇賀「何でもかんでもとりあえずデジタル化すればいいというわけではない、ということなんですね。」
大島「そうですね。別に機械化する必要がないのに無理やり機械化、自動化してしまうことでそれまで人の手でできていたことが抜け落ちてしまって、言葉にできないこととか目に見えないものが今まではあったんだけど、それがなくなってしまう。そうすると逆にコミュニケーションがうまくいかなくなってしまうことがけっこうあるんです。」
アフターコロナの働き方
宇賀「今年は特に新型コロナウイルスの影響で、リモートでいろんなことをする会社が増えていると思いますし、そういった新しい相談も増えていますか?」
大島「リモートの相談とかはやっぱり多くて、まず導入がうまく進まない、手続きがいろいろ面倒だし、ツールの使い方もよく分からないとか、今まで生で話していた感覚と違うので会議の効率が逆に落ちてしまったとか、そういう方もいらっしゃいますね。」
宇賀「こういう変化があったときって、その変化にうまく対応できて成長していく所と、残念ながらそうではない所と別れてしまうと思うんですけど、成長していくためには何が必要だと思いますか?」
大島「流れを見る目と言いますか、人は問題が起こるとまず目の前のことってなっちゃうんですけど、先をまず見ながらということが大事かなと思います。」
大島雅生×テンカイズ
宇賀「大島さんの今後の展開を教えてください。」
大島「はい。まあ今日話したようなことをどうやって言えばもっと多くの方に伝わるか、どういうものを使って言えばいいか、分かりやすく伝えるためにはどんな言葉を使えばいいかとか、そういうことをもっと磨いていきたいと思っています。」
宇賀「ありがとうございました。」
テンカイズ
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株式会社スパイラル研究所
URL:https://spiraling.co.jp/
株式会社スパイラル研究所は、法人様向けの経営戦略の提案、業務を効率的に進めるためのシステム構築やIT環境の見直しなど、ITコンサルで企業のサポートを行っています。
情報提供元: マガジンサミット