「株式会社トランスアクト」代表・橘秀樹氏が自身の経営観を語る
2021-02-03 13:00:54
テンカイズα。この番組は、TBSラジオで放送中「テンカイズ」の番組内だけでは紹介しきれないアツイ人たちをYouTube限定で紹介して行く番組。様々な業界で活躍する人に迫ります。
今回のゲストは、トップエグゼクティブへ向けて運転手や秘書の派遣を行う「株式会社トランスアクト」代表取締役・橘秀樹さんです。
トランスアクトとは?
宇賀なつみアナウンサー(以下、宇賀)「運転手と秘書の方の派遣。派遣といっても色々あると思うんですけど、かなりピンポイントな感じなわけですね。仕事をするうえで大切にされていることって何ですか?」
橘秀樹さん(以下、橘)「お客様が超富裕層の方々になりますので、そういった方々と精神的には同じ目線でいないと皆様が求めるサービスが理解できないんですね。求められているものが何かっていうことに気を配っております。」
宇賀「必要なスキルがかなりありそうな感じですよね。」
人材を見極める
宇賀「やっぱり、皆さん運転手の方や秘書の方というのは探しているので、需要はあるなと思うんですけど、相性とかもあるじゃないですか?どうやって人材を見つけてくるのかが気になるんですけど。」
橘「相性が全てと言っても過言ではないんですよね。50歳、60歳の年齢層のドライバーさんが多いんですけど、そういった方々に対する教育というのは実際には難しいんです。その方のパーソナリティであったり、性格だったりというところがものすごく大きな要素になりますので、見極めて採用するというところが一番難しいところです。」
宇賀「やっぱりマニュアルが全部あるわけじゃないですもんね。」
橘「そうなんですよね。例えば、お車のドアの開け方というのが一応あるんですけど、一番大事なのは開け方ではなく、開けるタイミングだったりするんですよね。そのタイミングは教えられないんですよ。その場に応じた判断を瞬時にしていかないといけないんですよね。そういったところは教育で行き届かないところだと思います。」
宇賀「そういうところは、とにかく見極めるしかないというところなんですかね。」
橘「そうなんです。はい。もちろん面接も行いますし、コミュニケーションをたくさんとって、採用という流れになるんですけど、その前の電話をかけてきた時の対応とか、履歴書を送ってきた時の文字の書き方だったり、一挙手一投足を見て判断しないと見極められないんですよね。それでも難しいと思います。」
アナログの付加価値
宇賀「今は一つの会社でいろんな事業をやるという会社も多いと思うんですけど、そういうことは考えてないですか?」
橘「会社を大きくして、多角化してということもあるかもしれませんが、私はそれはしたくないと思っていますね。つまり、何が起こるか分からないといったときに、一番恐ろしいのは会社を潰してしまうこと、やはりこれからの会社というのは差別化されたものがないと生き残っていけないなと思っていますね。」
宇賀「一つのことを極めるというか追求していく中でも、やっぱり変化というのはしていかなきゃいけないんですかね。」
橘「AIというか、自動運転。実際にそういう車ももうありましてね。これからは機械化されないところでどういった付加価値というものをお客様に提供し続けられるか、というところを強く意識していますね。」
宇賀「確かにマニュアルで覚えられることは機械でもできるかもしれないけど、人じゃないとできないことってありますもんね。」
橘「そうなんですよね。また、富裕層の方々というのは、きめ細かいサービスとか気配りというのが必要となってくるので、そこはどんなに自動化されても人の手が必要なんだろうなと思います。」
橘秀樹×テンカイズ
宇賀「では、最後に橘さんの今後の展開を教えてください。」
橘「お客様から頂いた業務に集中すること。それは、私が仕事に就けないような時期があってですね、この仕事しかないということで起業に至った経緯があるんですけども、初心を忘れないように、足元をすくわれないようにといいますか、浮足立ったような経営判断をしないで着実にお客様のご要望に応えていく、それが会社の今後の存続と発展ということにつながっていくと思っています。」
宇賀「ありがとうございました。」
テンカイズ
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株式会社トランスアクト
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株式会社トランスアクトは、東京都港区にある役員運転手派遣・社長秘書派遣サービスを行う会社。資質の高い優れた人材の紹介と環境づくりなど、利用者の要望に合わせて最適な提案を行っています。
情報提供元: マガジンサミット