リーダー電子株式会社長尾代表の今後のテンカイとは?
2021-03-17 13:00:48
テンカイズα
この番組は、TBSラジオで放送中「テンカイズ」の番組内だけでは紹介しきれないアツイ人たちをYouTube限定で紹介していく番組。
様々な業界で活躍する人に迫ります。
今回のゲストは、映像業界では有名な波形モニターを造るリーダー電子株式会社の代表取締役社長、長尾行造(ながお こうぞう)さんです。
日本国内だけに留まらず、海外にも視野を広げて活躍しているリーダー電子株式会社の今後のテンカイとは…?
以下、敬称略。
以下、リーダー電子株式会社長尾代表、敬称略。
[リーダー電子とは?]
長尾:弊社の主な製品は波形モニターというもので、みなさんにはあまり、馴染みがないものだと思うのですが。例えばテレビでサッカー中継をする時に10台20台のカメラがあると思うのですが、テレビって一台一台色とか明るさが違うと思うんですよね。それをきちっと合わせて置かないとカメラが切り替わった時に、芝生の色味が変わってしまったりだとか明るさが変わったりだとかで非常に見づらい画になってしまう。それを弊社の波形モニターで一台一台厳密に調整して見やすい画を届けるための機械を作っています。
宇賀:では、映像系のお仕事をしている方はご存知ということですね。
長尾:そうですね。動画のコンテンツを作られている放送局さんとかプロダクションさんでは非常に馴染み深く使っていただいていると思います。
宇賀:お仕事をする上で、どういったことにこだわりを持っていらっしゃいますか?
長尾:お客様の使い勝手が重要になってまいります。番組を作ってらっしゃる方々には、1秒一瞬が勝負になってきますので、その一瞬を自分が必要だと思っている画をしっかり撮れるようにする為に、使っていらっしゃる方々がいかに使いやすいものであるのか。そこにユーザーインターフェースの質にこだわりを持って作っております。
[ニッチな業界の課題]
宇賀:一般的な製品ではないからこその課題というのはありますか?
長尾:お客様の数が限られていますので、お客様に対してこちらから提案をしていかないとマーケットが広がらないというところで、お客様の気持ちになって新たな機能、新たなサービスなどをしっかりとこちらから提案していくことが課題というかむずかしいところかなと思います。
宇賀:では、こちらから営業をするということになるんですか?
長尾:お客様からの要望を聞いてということもありますが、むしろお客様に対してこういった機能を付けましたがどうですか?と提案していく、問いかけるという場合もありますね。
宇賀:日本だけではなく、海外にも社員の方がいらっしゃるんですか?
長尾:そうですね。おかげさまで日本国内では弊社のシェアが8割くらいありますので、国内というところだけですと弊社の発展が乏しいので今後は海外に積極的に伸ばしていかなけらばなと思います。
[グローバルニッチ?]
宇賀:わたしも実は初めて聞いたんですけど、グローバルニッチという言葉があるんですか?
長尾:造語かもしれませんけれど、常にニッチの部分というものを世界中に追求していこうと思います。
宇賀:業界、業種は違えども今後海外の方に行きたいと考えている企業さんもいらっしゃると思うんですが、気を付けなければいけないということはありますか?
長尾:日本での成功体験というものをそのまま海外でも通用すると思っていくと、失敗するというか。こんなはずじゃなかったなということが多いと思いますので、やはり現地と日本との違い。どこが違うかを探っていくというんですかね。仮説を立てながら見ていくというのが大事かなと思います。
宇賀:長尾さんの場合もそうでしたか?
長尾:当然日本だと今後4Kだろうって思っていたところが、北米行って見たら思っていた程4Kは盛り上がってなかったりとかありましたしね。そういったことは多々あります。
[長尾行造×テンカイズ]
宇賀:最後に、長尾さんの今後のテンカイを教えて下さい。
長尾:動画のマーケットはますます広がっていくと思いますので、どんどん新たなサービスを作ってグローバルニッチを広げていって我々としてもビジネスを広げていく。動画に携るみなさんも、もっと簡単にいい画質を作れるようになるように今後も伸ばしていきたいなと思っています。
リーダー電子株式会社
https://www.leader.co.jp/
1954年創業。主に波形モニターを製造し、世界中に新しい提案をし続ける電子製造会社。常にユーザー目線で今後も国内だけでなく海外に向けて発信する。
情報提供元: マガジンサミット