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お客様の大きな買い物に立ち会うからこそプロに育成。できる人材を育てるためには?

2021-04-23 16:00:03

今回も株式会社赤鹿地所 代表取締役社長 赤鹿保生氏にお話しをお伺いしました。

当社はずっと宅地分譲をやっていて、毎年、約200区画ほどの分譲地をつくります。はじめたばかりは建築条件なしの宅地分譲を専門でやっていた会社は当社くらいしかなかったんです。ただ、この10年の間に同じような宅地分譲を扱う会社が同地域に十数社できました。しかし、競合他社の販売数があまり売れていないことに気づき、5年ほど前から当社の分譲地で該当しなかったお客様へ同業他社の分譲地の受託販売を始めたんです。年々取り扱い物件が増えて、姫路市内の分譲地の約98%をご紹介できるようになりましたと赤鹿氏は言います。

そんな広範囲に紹介できる中、販売するにあたってどのような工夫をされているのか聞くと次のような答えが返ってきました。いい商品やいい住宅会社をご紹介しても営業マンがよくなかったら結果的にお客様は満足して頂けません。やはり住宅や不動産はいい営業マンとの出会いが大事。そんな中、商品やサービスも大切ですが、当社はできる営業マンしか紹介しません。それがお客様の満足度を左右するからです。しっかり傾聴能力がある人、そして誠実である人が赤鹿氏が思うできる営業マンだと言います。建物は必ずメリットもあればデメリットもあるので、そこをしっかり情報開示できるかというのも大切ですと教えてくれました。

日頃から社員に対してどのような育成をしているのか聞くと、研修に派遣したり、人事評価などを含めた成長課題を具体的に確認する面談を年に2回設けていますと言います。それ以外にも社内勉強会などの場を提供。毎朝の朝礼では進行役がいて、1人1人が自分の考えや意見を発表する場があります。言葉にすることで1つの物事に対して自分自身がどう捉えているのかというトレーニングにもなり、それらが営業にも活きていくそうです。

営業マンはお客様の人生の一大決心の場に立ち会うので、しっかりと資格を取って知識を身につけることが必要。プロを育成するために人材育成をしているんです。もちろん知識だけを教育するのではなく、人間として正しい価値観を持てるようになってほしいです。例えば営業社員なので数字だけに走ってしまい数字だけが取れればいいと考えてしまう営業マンも世の中にはいると思います。それだと弊社の社員としては困るのです。弊社の経営理念には「成長・創造・貢献」という3つの言葉があります。仕事から様々な自己成長を遂げて、創造的な仕事をしていこう。そしてお客様や地域、仲間に貢献できる仕事をしよう。という想いを込めています。結局、仕事から自分で学べる人ではないと弊社では務まらないと思いますと営業マンに必要なことを教えてくれました。

人間力のある営業マンを育てているからこそ、人や会社の成長にも繋がり、多くの信頼を得ているのでしょう。次回も引き続き赤鹿氏の今後のビジョンなどお話しを伺っていきます。

情報提供元: マガジンサミット

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