ストレス社会の駆け込み寺「妙乗院」住職・酒井圓弘氏が現代のストレス社会を生き抜くための方法について語る
2021-07-26 20:00:44
テンカイズα。この番組は、TBSラジオで放送中「テンカイズ」の番組内だけでは紹介しきれないアツイ人たちをYouTube限定で紹介して行く番組。様々な業界で活躍する人に迫ります。
今回のゲストはストレス社会の駆け込み寺として活躍する「妙乗院」住職・酒井圓弘さんです。
妙乗院とは？
宇賀なつみアナウンサー（以下、宇賀）「妙乗院というのはどのようなお寺なんですか？」
酒井圓弘さん（以下、酒井）「そうですね。歴史も結構古くてですね、平安末期創建で大変由緒正しいお寺なんですけども、若い人たちも含めましてですね、気軽に来られるようなお寺を心がけています。」
宇賀「どのような特徴があるんですか？」
酒井「本堂の正面に大きいステンドグラスをちりばめたりなどですね、本堂だけを見学するのにも1時間ぐらいかかるようにはさせていただいております。」
宇賀「へぇー。見どころがたくさんあるんですか。」
酒井「そうですね。特にキラキラしたものとか美しいものを置いてですね、テンションをあげてもらうことを心がけています。」
ストレス社会
宇賀「実際に訪れる方たちを見ていて、ストレスを抱えている方が多いなと感じますか？」
酒井「そうですね。やっぱり人間関係も含めましてですね、日本人はOL、サラリーマンの方も多いので、上司と合わなかったりとか同僚と合わなかったりとかでストレスを溜めている人も多いですね。」
宇賀「コロナの影響で何か変化はありましたか？」
酒井「普段だったら県外へ出て旅行をしたりとかできたはずなんですけど、それができなくなりまして、どうしてもストレスが溜まっている方も多いと思います。」
宇賀「そういった方にはどのようなことをしてあげるんですか？」
酒井「なるべく自宅でできることとか、外でもいいんですけど、大きい声を出すという事を言っています。ちょうどうちも滝場がありますので、滝場で大きい声を出してもらうという事もあります。」
語ること、聞くこと
宇賀「御朱印もちょっと変わっているんですよね？」
酒井「そうですね。御朱印はなるべく私が書くようにしていまして。」
宇賀「版ではなくて？」
酒井「版ではなくてですね、なるべく絵柄、絵を描いたりして。その間に来た方々になるべく声をかけているんですね。短い間、五分か十分くらいなんですけども。」
宇賀「描いている間にお話ができると。」
酒井「お話をしながら描くんです。私の特徴としては。その時に『元気？』とか、『今何かやっているの？』とか聞きながら、向こうからも話してもらうようにはしています。」
宇賀「話を聞いていただくだけでもスッキリするっていう方もいらっしゃるでしょうね。」
酒井「そうですね。なるべくすっきりして帰って頂きたいですね。それが、私が御朱印を始めた一つの要因でもあります。」
宇賀「今ご覧になっている方の中にも、ストレスや悩みを抱えている方がいらっしゃると思うんですけども、そういう方たちに何かアドバイスというか、声をかけるとしたら何を伝えたいですか？」
酒井「溜め込まないように、ということですね。皆さん必ず悩みとかストレスってあると思いますけども、あんまり悩みすぎないように心がけて欲しいです。解決できないものは仕方ない。切り替えるしかないので、意識を変えていく。ちょっと違うことを考えたりとか。それぞれ悩みの深さとかもあると思いますけどね。ちょっと話すだけでも楽になると思いますので、誰かに話していただけたらいいなと思っています。」
酒井圓弘×テンカイズ
宇賀「最後に酒井さんの今後の展開を教えてください。」
酒井「今はちょっとコロナ禍の関係で行けなくなりましたけども、3年位前からアメリカの方でも大学で講演したりさせていただいております。それはなぜかと言いますと、アメリカの方も実はストレス社会になっておりまして、それのケアとかメンタルトレーナーみたいな感じで今講演会とか研修をさせていただいております。そしてですね、できたらアメリカの方でも恵まれない子供たちのために何かしたいなと思って、努力はさせていただいております。子供が好きなものですから、世界の恵まれない子供たちのために、何か未来を切り開いていきたいなというのが私のビジョンです。」
宇賀「ありがとうございました。」
テンカイズ
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妙乗院
URL：http://www.myojyoin.jp/
妙乗院は愛知県東海市にあるお寺。企業の新人研修や、講演会、滝行、座禅、写経などを通し、現代を生きる人々にとって必要な心の在り方を指南してくれます。
情報提供元： マガジンサミット
