役員や社長に対しコーチを行うエグゼクティブコーチングとは?「株式会社コーチ・ジネッツ」代表取締役・吉里彰二氏にインタビュー
2021-10-07 13:00:43
テンカイズα。この番組は、TBSラジオで放送中「テンカイズ」の番組内だけでは紹介しきれないアツイ人たちをYouTube限定で紹介して行く番組。様々な業界で活躍する人に迫ります。
今回のゲストはエグゼクティブコーチングの普及に取り組む「株式会社コーチ・ジネッツ」代表取締役・吉里彰二さんです。
コーチ・ジネッツとは?
宇賀なつみアナウンサー(以下、宇賀)「では早速ですが、コーチ・ジネッツはどんなことをしている会社なんですか?
吉里彰二さん(以下、吉里)「企業のエグゼクティブ、つまり部長以上、役員の方あるいは社長さんを対象としたエグゼクティブコーチングをしています。」
宇賀「そもそもコーチングって何なんでしょうか?」
吉里「クライアントのゴールに到達するために、コーチがクライアントの考え方だとか、場合によってはやる気だとか、そういう所を引き出してクライアントが自分の力で自分の目的とするゴールに進んでいけるように支援するということですね。」
宇賀「カウンセリングというものもあるじゃないですか。それとはどう違うんですか?」
吉里「カウンセリングはですね、ともすると比較的多いのは悩みに対するカウンセリング。悩んでいる方というのは心のエネルギーがマイナスなわけですね。その場合はゼロまでもってくればとりあえず問題は解決する。コーチングは既に自分なりに活躍している人、心のエネルギーからすると、すでにプラスの位置にいる人がもっと高みに行くのを支援するのがコーチングですね。」
エグゼクティブ特有の課題
宇賀「そのエグゼクティブの課題というのは何なんでしょうか?」
吉里「社長さん方とお話しして言われるのは三つですね。一つはご自身の後継者を含めた経営人材の育成。二つ目は会社のミッションだとか経営理念が浸透していないということ。自分は年頭の挨拶でも喋っている。機関紙でもいつも書いている。でもなぜか浸透してない。三つ目として最近比較的多くなってきているのが、役員陣が一枚岩のチームとなっているかということ。所管部内の利益代表に留まることなく、全社を俯瞰した一体感のある経営メンバーとして自分を支えて欲しい。この三つが社長さん方をインタビューすると多く出てくる課題ですね。だからその辺を受けて役員のコーチングをすることもありますね。」
上司が部下にコーチング!?
宇賀「今、特に力を入れていることって何ですか?」
吉里「1on1ミーティングってご存知でしょうか?企業の中でですね、課長さんがスタッフに、あるいは部長さんが課長に2週間に一回ぐらい30分ずつ時間を決めて、色んな話をしましょうというのがだんだん浸透してきている。これが進化すると役員が部長をコーチングしたり、社長が役員をコーチングしたりというのがこの先5年10年どんどん広まっていく。自分の会社の中で実質コーチングというものをしている。コーチとしてのキャリアを自分の会社の中で積んでいける。そうすると現役を引退した後にも、コーチに転進する道がある。それも広くいろんな企業の方々に対してできる。日本経済、企業にずっと押しなべて広く貢献できる。そういう道が今後あるんですよっていう事を皆さんにお話ししていきたいなと思っております。」
吉里彰二×テンカイズ
宇賀「では、最後に今後の展開を教えてください。」
吉里「今はたまたまお一人お一人のクライアントさんの支援かもしれないけれども、それが大きく繋がって、コーチ業界というものが日本経済を支えているんだっていうことを全てのコーチに実感してもらえるようなこともできたらいいなと思っています。」
宇賀「ありがとうございました。」
テンカイズ
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株式会社コーチ・ジネッツ
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情報提供元: マガジンサミット