実力派「DMC-G8」の進化とは? 実用性が増した手ブレ補正や静音シャッターの実力
2016-12-23 19:10:00
パナソニックのミドルレンジミラーレス「DMC-G8」が、ボディ内手ブレ補正機能を搭載し、静止画・動画ともに快適に撮影できるようになった。
今回は、この進化した「DMC-G8」のスペックと外観を紹介していく。
イメージセンサーは、「DMC-GX7 Mark II」と同様にローパスフィルターレスの1600万画素4/3型Live MOS センサーを搭載。 ローパスフィルターを取り除くことで、リアルな解像感とダイレクトに光を感知するようになった。ISO感度は、最高25600まで設定可能だ。
動画の撮影機能は、前機種である「DMC-G7」と同様に4K30p(100Mbps)での撮影が可能だ。 今回、新たにボディ内手ブレ補正を搭載したことで、レンズの光学式手ブレ補正との組み合わせによる5段分の手ブレ補正「Dual I.S. 2」に進化し、4K動画の撮影時の手ブレも抑制する。
シャッターユニットも、従来のバネ駆動から電磁駆動式となり、シャッターショックを大幅に軽減した。 また、同じ電磁駆動式を採用した「GX7 Mark II」のシャッター音よりもさらに静かになった。 これは、マグネシウム合金製のフロントケースを採用したことによるものなのかも知れないが、静止画の撮影においてシャッターショックを気にせず撮影できるのは嬉しい進化だ。
メカシャッターの最高速は1/4000秒で変わらず、電子シャッターの併用で最高1/16000秒の高速撮影が可能である。バルブ撮影時は、最大約120秒まで撮影可能だ。
連写機能として、通常の高速連写(H)は秒間約9コマ、AFC時には秒間約6コマ、電子シャッターによる超高速連写(SH)では秒間約40コマ、高速連写(H)で秒間約10コマの連写が可能だ。
JPEG撮影時には、300コマ以上の連写が可能だ。RAW/RAW+JPEG撮影時でもプロ向け一眼レフ機なみの45コマ以上の連写ができる。ミドルクラスながら、連写に強いカメラと言える。
外観は、「DMC-G7」の一眼カメラスタイルを継承。一見するとボディが大きいのでは?と思ってしまうのだが、実際にはコンパクトなボディにグリップとEVF(電子ビューファインダー)を取り付けた、実用性重視のサイズ感といったところ。
背面モニターは、3.0型約104万ドットモニターでタッチパネルを搭載する。EVFは、高精細で省電力となる約236万ドットOLED(有機ELディスプレイ)を採用。エコモードに設定すると、通常の倍以上となる約800枚以上の撮影が可能だ。
操作系は、従来機種と同じレイアウトだ。AFモード切り替えレバーの表示位置が変更となったが機能自体は同じ。
グリップは、適度な大きさがあり握りやすい。グリップに関しては、上位機種である「DMC-GH4」よりも握りやすく、デザインの進化を感じるところだ。
操作系としては、シャッターボタンのまわりの前ダイヤルと、後方にある後ダイヤルの2つのダイヤルで露出をコントロールする。後ダイヤルの中央にはファンクションボタンがあり、よく使う機能を割り当てることもできる。
背面モニターはチルト式でローポジション、ハイポジション、セルフィー撮影のほか、動画撮影時にも重宝する。
ボディは、防水・防塵、フロントケースがマグネシウム合金製となったことで剛性感がアップしている。 一方で、上面は従来機種同様の樹脂製のままであり、マグネシウム製のフロントケースは手に触れる部分にはラバーが貼られている。このため、上位機種にあるような、金属の塊感が無いのが少々残念だ。
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情報提供元: クチコミ.jp