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モノを捨てられない人は必見!片づけのプロが現場で聞いた「捨てない言い訳あるある」と対処法

2022-10-30 11:00:00

スッキリした部屋に暮らしたい!だけど捨てられない私たち

整理収納アドバイザーFujinao(フジナオ)です。

私は今まで300軒以上の片づけの伴走者を務めてきた、お片づけのプロ。

「片づけのプロ」というと特別な収納グッズを知っていたり、あっと驚くような収納アイディアを持っていたりする人、と思われることも多いのですが、実際の片づけにおいて一番大切なのはそこではありません。

「家の中の不要なモノを取り除くこと」

そう、結局は不要になったモノを捨てること、これが片づけにおいて一番大切なことです。

だから私たちがお家にお伺いしてすることは、ほとんどが「モノの要不要の選別のお手伝い」。

でも「モノは大切にしなさい」「もったいない」と言われて育ってきた私たちにとって、モノを手放すこと、少なくすることが実は一番難しい。

だから皆さんついつい「捨てない言い訳」を探してしまいます。

今日はよく聞く言い訳3選と、それに対する片づけのプロの考え方をご紹介します。

言い訳①「まだ使える」「何かに使える」

モノは、何かに使おうと思えば何にでも使うことができます。

たとえちょっと焦がして穴が空いてしまったエプロンでも、切ってはぎれとして掃除に使うことができる。

もう何年も使っていない、かび臭くなってしまった来客用布団も「何日かお日様に当てたらまた使えるかも」。

そんなふうに人はモノを用途以外のことで再利用できないか考えたり、なんとか修理して使えないものかと考えを巡らせたりします。

モノを大切にするのはとても素晴らしいことですし、再利用して最後まで寿命を全うできるのであればそれは環境にもとても良いことです。

でも。

このモノが多い時代に、モノを工夫して最後まで使い切るというのはとても労力と時間がかかることです。

モノが少なく、包装紙一枚手に入れるのが大変だった時代は、なんでも取っておいて大切に使いました。

色々なモノで代用するのが当たり前だったので、モノをとっておいても使い道がありました。

でも今は、100円ショップに行けば包装紙なんて簡単に手に入ってしまいます。

このように、なんでも安く買える時代になってしまい家の中のモノの数は爆発的に増えました。

そのうえスマホやメディアなどの娯楽も充実して時間は昔よりもありません。

モノと最後までじっくりと付き合ってあげる労力も時間的余裕もないのが現代人です。

「まだ使える」「何かに使える」と思った時にはその創意工夫にかける時間的、労力的余裕があるのか自分に問いかけてみてくださいね。

言い訳②「家族が協力してくれない」

家族で暮らしていると「スッキリ暮らしたい派」と「なんでもとっておきたい派」で意見が分かれることもありますよね。

これは実は片づけの問題というよりも、価値観の違いの問題。

例えば金銭感覚の違いを「無駄使いはやめよう」などと話し合って埋めていくように「生活空間の中の使い方」も家族で話し合いながら価値観のすり合わせをしていけなかればいけません。

喧嘩にならないように穏やかに、そして諦めないで話し合いを続けていくことが大切です。

もちろん、家族から「そうは言うけどあなたの持ち物もかなり多いよね」と突っ込まれないように自分自身の持ち物をしっかりと片付けておくことも忘れずに。

言い訳③「思い出だから」

子供が小さい頃に描いた絵や旅先で買ってきた飾り物。

思い出の詰まったモノは買い直すことができないモノが多く、手放しにくい品物の一つです。

でも何でもかんでも「思い出だから」と取っておくと部屋の中はあっという間にモノだらけ。

「過去の品物」に圧迫されて「今、この瞬間を生きる私」が息苦しく暮らすようでは本末転倒です。

思い出のモノはそれをみた時に「今の私」に元気を与えてくれるモノだけに絞りましょう。

思い出のモノに圧迫されて今の暮らしが荒んでしまうようなことがないように、思い出のモノは適量に。

いかがでしたでしょうか?

お片づけの現場でよく耳にする言い訳3選でした。

モノを手放すには自分の中での思考、気持ちの整理が大切です。

片づけでモノに向き合うのは疲れることですが、その「向き合って考える」ことは自分自身の思考や気持ちの整理という大切な時間です。

片づけが終わってみると必ず「やってよかったなぁ」と思えるはず。

毎日をもっと気持ちのいい日々にするためにぜひお片づけ頑張ってくださいね!

整理収納アドバイザーFujinao(フジナオ)でした。


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情報提供元: michill (ミチル)

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