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8月31日は「野菜の日」 冬瓜、ズッキーニ、空心菜などいかがですか?

2017-08-30 18:30:30


執筆:永吉 峰子(管理栄養士)
8月31日は8(や)3(さ)1(い)にちなみ、「野菜の日」とされています。
野菜は食卓になじみのある食材ですし、健康の為に積極的に摂りたい食品の1つです。
そのなかでも、今回は野菜の日だからこそ食べたい、あまり食卓では見られない野菜についてご紹介したいと思います。

野菜の日とは、どういう日?


語呂合わせで制定された記念日


野菜の日は1983年に、全国青果物商業協同組合連合会など関連する9団体によって制定されました。
や(8)さ(3)い(1)の語呂合わせにより8月31日が野菜の日となっています。野菜の日の目的は野菜についてもっと認識してもらうことです。
現在ではスーパーや野菜に関連する食品メーカーなどが、サラダや野菜を使った加工品の販売促進など行っています。

野菜不足解消の狙いも!


平成26年の国民健康・栄養調査によると、20歳以上の1日当たりの野菜の平均摂取量は286.5gです。
野菜の1日の摂取目標量は350gなので、約64g不足している状態です。
この野菜不足は長い間の課題であり、野菜不足は様々な生活習慣病の要因になっていると言われています。その為、近年では健康面からも野菜の日をきっかけにして「野菜と摂ろう」というPRが行われています。

食べてみたい野菜3選:「冬瓜(とうがん)」


珍しい野菜は沢山の種類がありますが、特に旬のものは鮮度もよく、他の時期に比べ低価格。
また栄養も豊富と言われ、まさによいことづくめです。
そんな夏野菜のおすすめ、まず1つ目はビタミンCが豊富な「冬瓜」。
名前に「冬」がつく冬瓜(とうがん)ですが、旬は夏です。ビタミンCが豊富に含まれています。ビタミンCは暑さや気温差などのストレスにさらされている時に必要量が高まります。
その為、夏に積極的に摂取しておきたい栄養素の1つです。

おすすめの食べ方:「スープ」


冬瓜(とうがん)は煮物など加熱して食べることが一般的です。冬瓜(とうがん)に豊富なビタミンCは水にとけやすい性質を持っています。
その為、汁ごと食べるスープであれば水に溶けたビタミンCを無駄なく摂取することができます。
肉団子やベーコンなど味や旨みが出やすいものと調理すると、よりおいしいくまたバランスもよくなりおすすめです。

食べてみたい野菜3選:「ズッキーニ」


イタリアン料理などでよく目にするズッキーニ。ビタミンKが豊富に含まれています。
ビタミンKは骨を作るのを助けたり、出血をした時に止血をするのを助けたりする働きがあります。
特に骨粗鬆症予防が大切な女性には、カルシウムと供に摂取しておきたい栄養素の1つです。

おすすめの食べ方:「ラタトゥイユ」


ズッキーニやナスなどをオリーブオイルでソテーし、トマトで煮込みます。ソテーし煮込んで汁ごといただくことで、水に溶けやすいビタミンも油に溶けやすビタミンも無駄なく摂取できます。

食べてみたい野菜3選:「空芯菜」


空芯菜は中国料理などで使われる野菜で、茎の部分が空洞になっているのでシャキシャキとした食感が楽しめます。
多くのビタミン、ミネラル類を含みますが、特にビタミンA、ビタミンE、ビタミンKの油にとけるビタミンを多く含みます。
ビタミンAは免疫力を高める働きがあるので、夏風邪予防が期待できます。またビタミンEは血行をよくする働きがあり、冷房などによる冷えの防止が期待できます。

おすすめの食べ方:「炒め物」


炒め物にすることで、シャキシャキの食感を楽しむことができます。また、油と一緒に調理することで空芯菜に含まれる油に溶けやすいビタミンの吸収をよくすることができます。
野菜の日は野菜への関心を深める日。
普段の食事の野菜の摂取量を見直したり、普段はあまり購入しないような野菜にチャレンジしたりして、ご自身の食生活を見直すきっかけにされるといいですね。
【参考】
・カゴメ株式会社HP(http://www.kagome.co.jp/campaign/0831/)
・丸果石川中央青果株式会社HP(http://www.maruka-ishikawa.co.jp/promotion/event/0831ys.htm)

<筆者プロフィール>
永吉 峰子(ながよし・みねこ)
管理栄養士。大手小売企業にて店長、商品開発を経験後、現在は「健康」「食」に関する執筆を中心に活動中

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情報提供元: mocosuku

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