防水機能でスポーツにピッタリな重低音対応ワイヤレス「MDR-XB80BS」の実力を探る
2017-09-18 10:00:00
アップルのスマートフォン「iPhone 7」および「iPhone 7 Plus」は、イヤホン端子が廃止となり、イヤホンで音楽を楽しむためにはLightningコネクタ(変換ケーブルが付属する)、もしくはBluetoothによるワイヤレス接続する必要がある。
こうした流れからBluetooth接続のワイヤレスヘッドセットに移行したり、探したりしたという人も多いのではないだろうか。
今回は、ソニーのワイヤレスステレオヘッドセット「MDR-XB80BS」をチェックしてみたいと思う。
MDR-XB80BSは、重低音再生に力を入れている「MDR-XB」シリーズのワイヤレス版にあたるモデルだ。音質としては、ビートのメリハリがあり低音がグッと押し出されるような印象を受けた。高音は、解像度としてはそれほど高くないもののしっかりと聴けるものとなっている。バランスとしては中低音によっており、ダンスミュージックやロック系などのビートがしっかりしているものが最適と言ったところ。またキンキンするような高音がないので、聴き疲れする音ではない。
ヘッドセットの装着は、ハンガー部分を耳に掛けてから装着するタイプなので、慣れるまでは少し面倒に思うかも知れない。コードレスで耳に掛けるタイプなので、頭を振ってもズレることがなく装着感としては良好だ。耳の後ろに位置する筒状の部分が、若干邪魔に感じるかも知れない。
スマートフォンやウォークマンなどのBluetooth対応機器と接続して使うわけだが、接続は簡単。iPhoneやAndroidスマートフォンの場合は、Bluetooth設定からMDR-XB80BSを選ぶだけ。
NFC接続に対応する「Xperia」スマートフォンやウォークマンシリーズなら、MDR-XB80BSの「L」側についているNFCをかざすだけで接続設定が完了する。
Bluetoothオーティオの対応コーデックはiPhoneなどの「AAC」、Androidや一部のウォークマンでは高音質な「aptX」に対応、そして最新のXperiaやウォークマンならハイレゾ相当の高音質に対応する「LDAC」が利用できる。
再生のコントロールやスマートフォンでの通話も、右側に集約されたボタンで行える。曲送りや戻し操作は長押し、短く押した場合はボリューム変更など、簡単に行えるよう設計されている。
通話はハンズフリーで行えるので、ランニング中でも簡単に着信応答ができる。充電は10分ほどで約60分の使用可能なので、ちょっとした時間に充電しておくだけで良い。充電端子はmicroUSBタイプなので、モバイルバッテリーからの充電も可能だ。
ランニング、フィットネスなどの汗や不意の雨などにでも安心な防水(IPX5相当)仕様も嬉しいところ。スポーツ後の汗が気になったら、水洗いできるので清潔に保つことができる。
MDR-XB80BSは、スポーツシーンにおいて好きな音楽を聴いて気分を高めたり、リラックスしたり、そして集中力をあげるにはピッタリといえる。従来通りワイヤレスで音楽を楽しめるだけではなく、ソニーらしいサウンドをアウトドアシーンで楽しむための製品だ。
情報提供元: クチコミ.jp