いつ贈る?何を贈る?知らないと恥をかく お歳暮を贈る時の一般的なマナーとは?
2017-10-26 10:00:00
お歳暮のシーズンとなると、百貨店やスーパーでは、多くのギフト商品が店頭に並びます。日頃お世話になっている人へ、感謝の気持ちを込めて贈る、日本の伝統的な行事ですよね。そんなお歳暮ですが、贈る時のマナーってご存知ですか?昔に比べお歳暮を贈ることが少なくなった現代では、知らない人も多いかも?
そこで今回は、そんなお歳暮のマナーについて調べてみました。贈り方や贈るタイミング、贈ってはいけないものなどの情報をチェックして、喜ばれるお歳暮を贈りましょう。
お歳暮は、いつ贈るのか?
元々は正月を迎える事始めの日、12月13日から贈るのが習わし。しかし、現在では贈るタイミングが少しずつ早くなっており、12月初めや早いところでは11月末頃から、遅くとも12月20日くらいまでに届くように贈るのが、一般的になっています。万が一、贈る準備・手配が遅れて、年内に届かないと判断した時は、正月の松の内(1月6日まで)に「御年賀」として贈る方法もありますよ。
ただし、この場合は先方に対して、贈答時期が遅れ、御歳暮が贈れなかったことのお詫びと、年明けに御年賀として贈らせてもらう旨を、手紙か電話で一言伝えておくのがマナーになります。
お歳暮の正しい贈り方は?
お歳暮のつける「のし紙」は、紅白の5本(又は7本)花結びに、熨斗が付いたデザインのものを使います。表書きは、濃い色の墨を使って楷書体で書きます。献辞(上書き)は水引中央結び目の上に「御歳暮」と書き、名前書きは水引中央結び目の下に、献辞より少し小さく「フルネーム」で書きましょう。
贈り方は、直接持参するのが習わしです。しかし今では、デパートなどから直送したり、宅配便を利用して贈るのが一般的になっています。日頃お世話になっている人に贈るものなので、贈る際には挨拶状をつけるのが礼儀です。届くころを見計らって、手紙やハガキで挨拶状を送るようにするのでも構いません。身内の人や、友人に贈る場合は電話で伝える程度でも大丈夫です。
お歳暮に送ってはいけないもの 送ってはいけない人とは?
お歳暮を、目上の人に贈る時に気をつけなければいけないのは、贈ってはいけないものを贈ってしまうこと。
例えば、 ・靴下 相手に対して「踏みつける」といった意味になる
・下着など身につけるもの 相手に対して「みすぼらしい格好をしている」といった意味になるなどがあります。感謝の気持ちを伝えるどころか、失礼にあたるので気をつけましょう。
その他にも ・はさみや刃物 相手との縁を切るという意味に
・現金や金券 「お金に困っている人」という意味になどもあるので、絶対に贈らないようにしましょう。
あと忘れがちなのが、相手の嫌いなものや、苦手なものを知らずに贈ってしまうこと。お歳暮といえば、「ビール」や「ハム」などをよく見掛けますが、アルコールが飲めない、ハムが嫌いとういう人もいます。相手の好みがわからない場合は、事前に確認しておくか嗜好品などは避けるようにしましょう。
よく、喪中の人にお歳暮を贈っていいのか悩む人がいますが、お歳暮は「おめでたい」ものという意味ではなく、日頃の感謝を伝える「お礼」なので、喪中の人にお歳暮を贈っても問題ありません。
日頃お世話になっている、大切な人へのお礼の品だからこそ、お歳暮のマナーをしっかり守って、気持ちよく贈った品を受け取り喜んでもらえるといいですよね。今まで、お歳暮を贈ったことがない人も、今年はお世話になった人へ感謝を伝えるお歳暮を贈ってみてはいかがですか?
情報提供元: クチコミ.jp