E START

E START トップページ > トレンド > マガジン > 「モノだらけの実家育ち」からミニマルライフに!そのきっかけと10年で起こった変化とは

「モノだらけの実家育ち」からミニマルライフに!そのきっかけと10年で起こった変化とは

2025-07-26 11:00:00

ミニマルライフになったきっかけ

整理収納アドバイザーFujinaoです。

私はモノが多めの実家で生まれ育ちました。

「モノは、とっておけばいつか使える」が母の口癖だったので「捨てる・手放す片付け」を知らず、片付けとはモノを詰め込む収納技術のことなのだとずっと思っていました。

大人になってからも収納の中にモノをパンパンに押し込む生活をしていましたが、「とあること」に出会って人生は激変。今では家族4人でミニマルな暮らしをしています。

「突っ張り棒や様々な収納の知恵を駆使して家の中の空間を無駄なく使う」。これが片付けの正解だと思っていた私は一生懸命に収納術の研究をしていました。

そしてある日「整理収納アドバイザー」という資格に出会い、受けてみることに…。

そこで習ったのが今までの人生がひっくり返るくらいの衝撃な出来事だったのです。

なんと、片付けとは収納技術のことではなく「モノとの付き合い方を見直して不要品は手放す」ことだと!

その日から私の本当の片付けが始まりました。

当時は転勤族で引っ越しが多い暮らしだったのですが、改めて持ち物を見直してみると、沢山の使わないモノと一緒に移動をしていることがわかりました。



そこで「モノがまだ使えるかどうか」ではなく「今の私に必要かどうか」という自分軸目線でモノを見直してみると、家の中がスカスカに!

荷物が少なくなれば毎日の家事もサッと終わりますし、賃貸の小さなお家でも問題なく暮らすことができる。

しかも、引っ越しも劇的に楽になりました。今では引っ越しは、4人家族なのに荷物搬入から3時間もあれば終わってしまうほどの身軽さです。転勤族ライフにとってメリットしかない身軽な暮らしが気に入り、ますます暮らしのミニマル化が進みました。

ミニマルライフになって起こった変化

家の中のモノが段々と減り、景色が変わっていくと同時に日常生活にも様々な変化が起こりました。

まず、ウィンドーショッピングにかける時間がゼロになりました。

モノを沢山抱え込んでいた時代は、もっと良いモノや便利なモノが他にもある気がして、週末にショッピングモールに行くのが趣味でした。雑貨屋さんやキッチン用品店、洋服を見て回っては物欲が刺激されてまたモノを買う日々。

でも、モノを手放し始めてからは「買ってもまたゴミになってしまう」ということに気が付き、ショッピングに行っても何も買わずに帰ってくるように。そのうちにショッピングに行くだけ時間の無駄なのではないかと思い始めて週末に目的のモノ無しでショッピングに行くことがゼロになりました。

同じ理由でネットでの買い物も目的のモノがある時にしかしないため、買い物にかける時間は日々の日用品や食料品を買う時間だけ。ウィンドーショッピングでダラダラとお金と時間を消費していたことに気がつけたのは大きな変化でした。

もう一つ大きく変わったのは、着る服がワンピースだけになったことです。

昔はタンスが閉まらないほどに洋服を持っていたのですが、それでも「着る服がない」と悩んでいました。

今は年間で15着のワンピースだけしか持っていませんが、着る服に悩むことはありません。

そう、過去の私は着ない服をいっぱい持っていただけ。洋服で大切なのは枚数ではなく「私にとっての価値が高い服」つまり「着たいと思える服を持っているかどうか」だったのです。

そして、お部屋の環境が整い、身を包む服装が変わった時。次に願ったのは「仕事がしたい」でした。

そこで転勤しながらできる整理収納アドバイザーという仕事で起業し、10年が経ちました。片付けに出会っていなかったら自分の人生に向き合う機会もなく、今のような人生を送っていたとは思えません。

ミニマルな暮らしになることで自分がどんな服を着て、どんな部屋に住み、どんな人生を送りたいかが明確になり始めました。

モノの取捨選択をすることは自分の本音と向き合い、それを掬い上げていってあげることです。

これからもモノを通して自分を見つめる片づけを多くの方に発信していきたいと思います。


関連記事

情報提供元: michill (ミチル)