新入社員が溶け込めない問題、自販機で解決?アサヒ飲料の新サービスが“職場の空気”を変える
2025-12-25 15:00:45

アサヒ飲料は2026年1月1日より、自動販売機の新サービス「働く人のミカタ自販機」を展開。LINEを通じて社員へ飲料を手軽に配布できる法人向けサービスとなっており、オフィス内のコミュニケーション活性化などが期待されています。
■新入社員や異動者とのコミュニケーション活性化
「働く人のミカタ自販機」は、導入企業専用のLINEアカウントを作成し、新入社員や異動者などの対象者から聞いた趣味などのキーワードを事前に設定することからスタート。利用者が新入社員や異動者などの対象者から聞いたキーワードを導入企業専用LINEへ入力するとQRコード (クーポン)が発行され、自販機のキャッシュレス決済端末にかざすことで飲料を無料(飲料代金は導入企業負担)で受け取ることができるサービスです。

「働く人のミカタ自販機」の特設サイトで公開されている紹介動画では、具体的な活用法が解説されています。新入社員を見かけた先輩社員が「新入社員の鈴木君だっけ? もしよかったらキーワード教えてよ」と声を掛けます。新入社員が「ありがとうございます!『テニス』です」と返答すると、先輩社員は「え、僕も学生時代テニス部でさ」と応じ、話すきっかけが生まれました。
先輩社員が新入社員に教えてもらったキーワードをLINEへ入力するとQRコード (クーポン)が発行され、自販機のキャッシュレス決済端末にかざし、飲み物を1本無料で受け取ります。そして「社内にテニス仲間ができて嬉しいよ」と先輩社員が喜びを伝えると、新入社員も「ぜひやりましょう」と応え、キーワードを軸に会話が弾んでいきました。その様子を見ていた女性社員も「二人ともテニスするの? 私も入れて」と輪に加わり、オフィス内での会話が自然と広がっていく様子が描かれています。

社員がそれぞれのキーワードを交換する仕組みを通じて、「業務の会話だけで雰囲気が重い」「業務連絡がとりにくい」「新メンバーが溶け込みにくい」といった課題を解決し、オフィス内のコミュニケーションを促進します。
■福利厚生や来客用など多様な活用法
オフィス内のコミュニケーション活性化にとどまらず、同サービスは「社内イベントへの参加促進や、社内アンケートの参加謝礼としての活用」「福利厚生の一環として、熱中症対策商品の社員への配布」「来客時のお茶出しへの活用」など、オフィスのさまざまなシーンで活用が可能です。

実際に同社が本サービスを活用して新入社員向けキーワードキャンペーンを実施したところ、新入社員の約9割(88%)が他の社員から声をかけられ、利用者からは「何気ない会話をするきっかけになった。同じ趣味であることが分かり、仲良くなれた」「これまで話したことのない他部署の先輩から声をかけてもらい、相談のきっかけになった」といった声が寄せられました。
クーポンは、配布期間や利用回数、対象商品、利用者などの条件を柔軟に設定できます。さらに、LINEでの配信だけでなく、紙に印刷して提供することもできるため、企業の運用形態に応じた幅広い活用が可能です。
【働く人のミカタ自販機 特設サイト】
https://www.asahiinryo.co.jp/company/vending_machine/mikata/hataraku/
情報提供元: マガジンサミット