世界観にどっぷりはまれる、日本のマンガ巨匠たちのミュージアム・記念館
2018-06-25 07:00:52
「天空の城ラピュタ」「もののけ姫」「千と千尋の神隠し」など、数々のアニメムービーを生んだスタジオジブリ。そのテーマパーク「ジブリパーク」が、2022年に愛知県の愛・地球博記念公園に開業予定と発表された。
パークには、「青春の丘エリア」「ジブリの大倉庫エリア」「もののけの里エリア」「魔女の谷エリア」「どんどこ森エリア」という5つのエリアを設けるという。聞いただけで、どこにどんな作品の顔が並ぶかイメージが浮かんできて、想像するだけでワクワクしてしまう。
そこで、他にもマンガやアニメに関するテーマパークが全国にたくさんあるので、有名な場所を含めていくつか紹介してみたい。館内には、レアな作品、原画など、ファンにとっては涙モノの品々が並ぶ。
宝塚市立手塚治虫記念館
マンガの神様・手塚治虫ワールドが広がる記念館。手塚治虫は、5歳から24歳までの約20年を宝塚で過ごした。個人的に好きな「どろろ」「ミクロイドS」「海のトリトン」「ワンダースリー」、映画「火の鳥2772 愛のコスモゾーン」などの関連品を見た時は感動で震えた。
住所:兵庫県宝塚市武庫川町7-65
開館時間:9:30~17:00 (入館は16時30分まで)
休館日:水曜日 ※HPで要確認
http://www.city.takarazuka.hyogo.jp/tezuka/index.html
- AERA(アエラ) 2016-06-13 発売号
Fujisan.co.jpより
青梅 赤塚不二夫会館
「おそ松さん」のヒットで若い人にも興味度が増したというギャグマンガの天才・赤塚不二夫。「天才バカボン」「おそ松くん」「もーれつア太郎」などの作品はもちろん、登場するキャラクターと決めセリフや設定は常人では思いつかない奇想天外さがあった。
そこにぽつんと光る異色の名作が「ひみつのアッコちゃん」。名キャラクターとの記念撮影スポットも。絶対に「シェー!」は、やりたくなるはず。
住所:東京都青梅市住江町66
開館時間:10:00~17:00
休館日:月曜日※HPで要確認
http://ome-akatsukafujio-museum.com/
石ノ森章太郎ふるさと記念館/石ノ森萬画館
漫画の王様とも呼ばれ、今も続く「仮面ライダーシリーズ」「戦隊モノ」の生みの親。登米市石森町は石ノ森章太郎の故郷である。ペンネームはこの地から取ったもので本名は小野寺章太郎。
「サイボーグ007」などのアニメもさることながら、昭和のテレビの特撮ヒーローの多くは石ノ森原作ばかりだった。悪と戦うヒーローも、悪の怪人も、世界一多く誕生させた人物だと思う。個人的に好きなのは「人造人間キカイダー/キカイダー01」「宇宙鉄人キョーダイン」「がんばれ!!ロボコン」「イナズマン」「変身忍者嵐」「ロボット刑事K」「アクマイザー3」、など挙げればキリがない。
石ノ森章太郎の記念館は2つある。
1「石ノ森章太郎ふるさと記念館」
住所:宮城県登米市中田町石森町132
開館時間:9:30~17:00 ※7月~8月は9:00~18:00
休館日:月曜日 ※HPで要確認
http://www.city.tome.miyagi.jp/kinenkan/index.html
2「石ノ森萬画館」
住所:宮城県石巻市中瀬2ー7
開館時間:9:00~18:00(2~12月は17:00まで)
休館日:第3火曜日 ※HPで要確認
http://www.mangattan.jp/manga/
永井豪記念館
「マジンガーZ」「デビルマン」「ゲッターロボ」「キューティーハニー」などのアニメ・マンガの原作者・永井豪の生まれ故郷である輪島市の、朝市通りに創られた記念館。
アニメに馴染み深い人が多いと思うが、実は原作マンガの迫力は凄く、よりダークなタッチで恐怖感を覚える作品も多い。子供の頃に見ていたアニメ「デビルマン」は単なる正義のヒーローとしか思っていなかったが、大人になってマンガ本を読んだらあまりにも奥が深い作品でショックを受けた。
また、「キューティーハニー」「けっこう仮面」「ハレンチ学園」などエッチな作品も多いのが永井豪先生の人気の一端でもある。
住所:石川県輪島市河井町1部123
開館時間:8:30~17:00
http://www.go-wonderland.jp/
藤子・F・不二雄ミュージアム
「ドラえもん」「オバケのQ太郎」「パーマン」「キテレツ大百科」など、説明不要のヒット作を世に出した藤子・F・不二雄のミュージアム。
2ヶ所ある。
1「神奈川県川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム」
住所:神奈川県川崎市多摩区長尾2-8-1
開館時間:10:00~18:00
休館日:火曜日 ※HPで要確認
入館料:日時指定による完全予約制、ローソンで予約できる。
大人・大学生 1,000円、高校・中学生 700円、子ども(4歳以上) 500円
http://fujiko-museum.com/
2「富山県高岡市 藤子・F・不二雄ふるさとギャラリー」
高岡市は、藤子不二雄の二人、藤田弘と安孫子素雄の故郷。
住所:富山県高岡市中川1-1-30 高岡市美術館2F
開館時間:9:30~17:00
休館日:月曜日 ※HPで要確認
入館料:大人・大学生500円、高校生・中学生300円、小学生・幼児(4歳以上)200円
http://fujiko-artgallery.jp/
いがらしゆみこ美術館
「キャンディキャンディ」作者、いがらしゆみこ先生の“美術館”。その世界観はもはや『美術』アートの世界と銘打っているのが誇らしい。キャンディキャンディはマンガも読んだしアニメも見たがアンソニーが死ぬ場面は泣けた・・・。
生まれ故郷倉敷に設立され、2018年に開館10周年を迎える。いろいろなイベントも開催されるらしく、特に女性はお姫様気分になれる企画が満載である。
住所:岡山県倉敷市本町9-30
入館料:大人600円、中高生400円、小人300円
開館時間:10:00~17:00(夏休みは9:00~18:00 )
http://www.aska-planning-design.co.jp/museum/museumtop.html
青山剛昌ふるさと館
「名探偵コナン」の作者、青山剛昌先生の故郷にオープンした記念館。コナンはもちろんのこと、「まじっく快斗」「YAIBA」という名作についても深く知ることができる。
住所:鳥取県東伯郡北栄町由良宿1414
入館料:大人700円、高・中学生500円、小学生300円、小学生未満無料
開館時間:9:30~17:30
http://www.gamf.jp/
水木しげる記念館
「ゲゲゲの鬼太郎」の作者、水木しげる先生の記念館。境港市は妖怪ワールドとして市を盛り上げているので訪れるだけでも楽しい。手紙を妖怪ポストに投函すると鬼太郎消印を押してもらえる郵便サービスが好評とのこと。
2018年で記念館は15周年を迎え、ますます多くの人が足を運びそうだ。
住所:鳥取県境港市本町5
開館時間:9:30~17:00
入館料:一般700円、中高生500円、小学生300円
http://mizuki.sakaiminato.net/
記念館やミュージアムとは違うが、東京都中野区にある【中野ブロードウェイ】は、ちょっとマニアックなマンガ・アニメ展を定期的に開催していて、カオスな魅力にあふれている。今年は、「マカロニほうれん荘展」を開催し平日でも400人が訪れるほど大盛況だった。今後どんなイベントが開かれるかチェックしておくと面白いかも。
住所:東京都中野区中野5丁目52−15
http://www.nbw.jp/#!
情報提供元: マガジンサミット