ストイック野郎・トム・クルーズを堪能できる【4DX版】『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』
2018-08-09 20:32:40
今回も普段、映画を観ない人にも伝わるように、映画をご紹介!!
今回は、現在公開中の『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』の4DX観賞。本作が4DX史上抜群に相性が良いという事が判明しましたので、それもお伝えします!!
まずは、本作の紹介!!
20年以上にわたって続く『ミッション:インポッシブル』シリーズと言えば、毎回、主演のトム・クルーズによるスタントマン無しのアクション・シーンが話題になります。が、本作では、もはや自殺未遂レベル。映画と言うより、衝撃映像100連発に近い映像が次々と登場。
ストイック野郎=トムいわく、「シリーズ総決算」。と言いつつ(勿論、知ってた方が楽しめる部分はありますが)、過去作を知らない人も着いていける親切仕様なのが嬉しいです!
ズバリ本作のテーマは
監督と脚本を兼ねているクリストファー・マッカリー。脚本を書く際、トム演じるイーサン・ハントの事を考え、今さらな問題に直面。
「『で、イーサン・ハントは何者なんだ?』という根源的な問題だった。もう5つもエピソードを重ねてきたのに、ぼくたちはイーサンの何を知っているんだ?」「イーサンが自己分析するのではなく、観客がイーサンとは何者かを発見する内容になっている。」とコメント。
おっしゃる通り、過去作のキャラたちが総出演。イーサンへの思いや関係性が明らかになるグッとくるシーン連発。みんなイーサンが好きでした。そして、それを受けたイーサンは……。
プルトニウムを巡って、謎まみれのシンジゲートとイーサンと仲間たちが対決。大道ストーリーの中で、裏の裏の裏みたいな展開に二転三転。アクション・シーンとのコラボにより、ボンクラたちのハートにジャストフィット。
マッカリー監督は撮影が始まっても脚本を直し続けたそう。ストイック野郎トムもご満悦。
撮影中の事故
今回、撮影中からニュースを騒がせていたのが足を複雑骨折したトムの事故。ビルの屋上から屋上へと跳び移るシーン。足を複雑骨折したんです。病院で「9か月は走れない」と言われたトム。しかし、医者は彼がストイック野郎だとは知らなかったんですね。
インタビューで「公開日は決まっているから、撮影は止めたくない。だから、必死になったよ。リハビリに数百時間を費やして、トレーニングをして。そのおかげで、6週間後には撮影を再開できるようになった。ぼくもカメラの前に立ち、骨折のままノルウェーで登山をした。映画の中でダッシュしたりした。」とコメント。意味が解らない。人間の体って、そういう仕組みでしたっけ?
もちろん、トムがビルを跳び移るアクションに合わせて、真上からドローン撮影。高所恐怖症には、ドキッとする映像に仕上がってました。
危険なスカイダイビングにもチャレンジ
高度7620mを飛ぶ飛行機から飛び降りるスカイダイビング・アクション!! 軍隊の特殊なパラシュート降下方法でヘイロージャンプと言うそうです。
トムが飛行機から飛び降り、落下しながらのアクション・シーンも、CGと思っていたら、トムと一緒にカメラマンもダイブしてました。ストイック野郎トムは、カメラマンさえ巻き込んでしまうんです!!
さらに、自らヘリコプター操縦もするトム
ニュージーランドの南アルプスの険しい渓谷をヘリコプター・チェイス!!
ヘリの中は数台の固定カメラとトムのみ。全てトム任せ。それだけでも、かなりヒヤヒヤするのに、ヘリの外でもアクション!!
共演したサイモン・ペッグは、「トムのクレイジーなスタントをさんざん見てきたけれど、今回のヘリコプターは強烈だった。トムがいきなりヘリコプターから落ちたとき、実は、レベッカ・ファーガソンもぼくもスタントだと知らなかったから、本当に落下したと思ってパニックに陥った。」という、ストイック野郎トムの仲間泣かせなエピソードを激白!!
実際、4DXって、どうなの?
これだけストイック野郎トムによる妥協ないアクションが満載な本作だけあって、 4D効果が素晴らしいです。
定番である導火線に火の着いたオープニング。細かいカットで派手に見せていくので、4DXの力が遺憾なく発揮!!
座席の動きも、車の近づいて来る振動音に完全リンク!! 心臓の音にもリンク!! 挙げ句、BGMのパーカッションまで連動!! 一瞬も気が抜けない臨場感がハンパないです!!
あと、イスの動きで言えば、ゆっくりな動きで体感する空撮の浮遊感もおススメ。まるで自分も空に浮いてるような感覚を味わえます。
映像の3D効果も、ハレーションなど奥行きを感じさせる光の立体感がリアルでした。
水没した車に水が入ってくる描写やフランスの狭い路地を駆使したカーアクション・シーンは勿論、登場人物に向かって銃弾が飛んでくるシーンでは、耳元に風が!! 爆破シーンでは温風!! もはや現場にいるような臨場感は思わず笑っちゃうレベル!!
あまりにも再現度が高い為、車酔いしがちな方へは おススメできませんが、やはり、本作を存分に楽しみたい方は圧倒的に4DX観賞!!
© 2018 Paramount Pictures. All rights reserved.
- SPA! 2018年8/7号 (2018年07月31日発売)
Fujisan.co.jpより
情報提供元: マガジンサミット