日本酒の種類は何が違う?分類の違いを知って好みの日本酒を見つけよう!
2018-08-21 10:00:00
和食が世界無形文化財に選ばれたこともあり、近年は和食とともに日本酒も海外で親しまれています。
国内でも女性向けや若者をターゲットとした日本酒が商品化され、日本酒を好む若者も増えています。
しかし、日本酒は「純米酒」や「吟醸酒」など種類があってよくわからないという人もいらっしゃるでしょう。この違いを知っていると、日本酒選びが楽しくなりますよ!
日本酒は8種類に分類できる!
純米酒や吟醸酒以外にも、日本酒には本醸造酒・大吟醸酒・純米吟醸酒・純米大吟醸酒、特別純米酒や特別本醸造酒があります。
なんだか漢字がたくさん並んでいて難しそう…と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、この違いは決して難しいものではありません。
簡単に説明すると、製法の違いを8種類に分類したものです。
製法の違いとは?
日本酒の原料は、お米です。お米だけで作ったお酒なので、「純米」という種類に分類されます。8種類の中では、純米酒・純米吟醸酒・純米大吟醸酒・特別純米酒ですね。
では、残りの種類はお米以外に何が入っているのでしょう。
それが、醸造アルコールです。
日本酒に醸造アルコールを入れると、味や香りが良い辛口のお酒に仕上がります。また、品質も安定するというメリットもあります。
つまり、吟醸酒・本醸造酒・大吟醸酒・特別本醸造酒が醸造アルコールを含む日本酒です。
吟醸や大吟醸の違いは何?
次に気になるのが、吟醸や大吟醸などの違いでしょう。なんとなく大吟醸は良いもの…という覚え方ではなく、この違いも簡単です。
日本酒に使用するお米は、食べるお米のように1粒をそのまま使用するのではなく、表面を削って使用します。削る理由は、お米の中心に近づくほど雑味がなくなり、お米本来の味や旨味が出てくるからです。
当然、たくさん削ったお米を使用すれば繊細な味の日本酒に仕上がります。
しかし、お米の粒は非常に小さいため削るのは非常に困難です。そのため、どのぐらい磨いたお米を使用しているのか(精米歩合)がわかるように分類されています。
本醸造→吟醸→大吟醸 純米酒→純米吟醸→純米大吟醸
というように、大吟醸はお米をたくさん削って日本酒にしているため、どうしても価格が高くなっています。
しかし、大吟醸=良いお酒というわけではありません。あくまでも日本酒の分類は製法の違いによって分類されているだけです。
酒蔵のある地域や季節などによっても日本酒の味は異なりますので、実際にいろいろ飲んでみて好きな銘柄を見つけてみてくださいね!
情報提供元: クチコミ.jp