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伊藤沙莉「実家にいるようでした」 映画『風のマジム』家族のような現場を語る 本編冒頭映像解禁

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2025-08-26 08:00
伊藤沙莉「実家にいるようでした」 映画『風のマジム』家族のような現場を語る 本編冒頭映像解禁
映画『風のマジム』9月5日より沖縄県先行公開、9月12日より全国公開 (C)2025 映画「風のマジム」
 俳優の伊藤沙莉が主演を務める映画『風のマジム』(9月5日より沖縄県先行公開、9月12日より全国公開)の本編冒頭映像がYouTubeで解禁された。

【動画】映画『風のマジム』本編冒頭映像

 本作は、「南大東島の風に吹かれて育つサトウキビで特別なラム酒を作りたい」と思い立ち、社内のベンチャーコンクールを活用してビジネスを立ち上げ、契約社員から社長になった金城祐子氏の実話を基にした、原田マハの同名著書(講談社文庫)が原作。

 本編冒頭映像は、虫の音が響くサトウキビ畑を歩く主人公・まじむ(伊藤沙莉)の後ろ姿から始まる。続いて、大鍋の豆乳ににがりを入れ、ゆっくりとかき混ぜる映像へ。鳥のさえずりとともにカメラは家の中へ移り、まじむが「おはよう」と居間に現れる。

 台所で朝食を用意する母・サヨ子(富田靖子)は、「まじむ、もう少し早く起きて手伝いなさい。たくさん飲んでも酒に飲まれたらならんど」と小言を漏らす。気のない声で「はいはい」と答えるまじむ。豆腐店では祖母・カマル(高畑淳子)が大鍋でゆし豆腐を仕上げていた。

 まじむがお茶碗を食卓に並べながら軽快でどこか懐かしいメロディをハミングすると、母も、そして祖母も同じ旋律を口ずさみながら居間に入ってくる。「できたてど〜」と祖母が運んできたゆし豆腐が朝食の主役だ。「くゎっちーさびら」(沖縄の方言で「いただきます」)と3人が声をそろえ、作り立ての豆腐に箸を伸ばす――そんな温かな食卓のシーンが主題歌「あの世でね」(森山直太朗)にのせて、映し出される。

 まじむを演じる伊藤沙莉は、祖母・カマルを演じた高畑淳子と、母・サヨ子を演じた富田靖子との共演についてこう語る。

 「お2人とは朝ご飯や夜ご飯を一緒に食べて、普通に実家にいるような気持ちにさせていただきました。一緒に食卓を囲むことに何の違和感もなく、家族と思える空気を出してくださる方々だったので、やりやすかったです。大先輩ですし、本当に素敵な役者さん達ですが、そういったことを忘れちゃうおばあとお母さんなんですね。自分がそこに生きるということがスムーズにできたのはお2人のおかげだと思います」

 また、沖縄という土地に生きる人々の姿が色濃く描かれている本作について、原作の著者である原田は、「沖縄の方々は本当に家族や地域を大切にしていて、そのたくましさや優しさが物語の骨格になっています。おばあやお母さんの存在、世代を超えたつながり、そういったものが“豊かさ”として息づいている。それを描けたことが、この物語の大きな魅力の一つになったと思っています」と語っている。


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