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コンクリート基礎を主役にした家 『渡辺篤史の建もの探訪』で斬新な住まい公開

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2025-09-12 10:00
コンクリート基礎を主役にした家 『渡辺篤史の建もの探訪』で斬新な住まい公開
中央にそびえるアーチ=「東京都昭島市・齋藤邸」(C)テレビ朝日
 俳優の渡辺篤史が案内役を務めるテレビ朝日系の人気番組『渡辺篤史の建もの探訪』(毎週土曜 前4:25)13日放送回では、東京都昭島市の齋藤邸を取り上げる。

【写真】外階段が印象的な外観=「東京都昭島市・齋藤邸」

 今回のテーマは「コンクリート基礎を主役にした家」。建物の基礎から立ち上げたコンクリート構造物を、構造体であり家具であり、さらに空間を彩るオブジェとして生かした独創的な住まいが紹介される。

 建物は南北に細長い木造住宅で、正面の外階段やプランターボックスなど、随所にコンクリートの構造物が顔をのぞかせる。玄関から入るとまず目に飛び込むのは、鉄筋コンクリート製のアーチ。高さ最大4.5メートルの天井を持つ14畳のLDKへとつながるこのアーチは、基礎工事と同時に造られたもので、内部の階段やキッチン作業台の一部も同様にコンクリートで一体化されている。

 天井の高さを活用して設けられたロフトへは、アーチに組み込まれた階段で上がることができ、趣味やくつろぎの空間として機能する。階段途中にはにじり口のような小さなドアがあり、屋上テラスへと出入りできる設計。外から見えていた印象的な階段もここにつながっており、屋外と屋内を立体的に結ぶ仕掛けとなっている。

 プライベート空間には、天窓の光が欄間を通じて浴室まで届く洗面室や、曇りガラス越しに寝室とつながる浴室など、採光を巧みに取り入れた工夫がある。家族共用の書斎や子供室、寝室は一体の空間として設けられ、必要に応じて引き戸で仕切るスタイル。窓際の横長デスクや収納もコンクリートで造られており、家全体に一貫したデザイン性を与えている。

竣工:2021年3月
敷地面積:221.6平方メートル(67.0坪)
建築面積:94.0平方メートル(28.4坪)
延床面積:110.1平方メートル(33.3坪)
構造:木造在来工法 一部鉄筋コンクリート造
設計:篠原明理/篠原明理建築設計事務所

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