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2025-09-19 07:39

韓国・釜山で開催中の「第30回釜山国際映画祭」(26日まで)で現地時間18日、〈アジア映画の窓部門〉に正式出品された『恋愛裁判』の公式上映が行われた。上映前には、主演を務める齊藤京子と深田晃司監督が映画の殿堂オープンシネマで行われた野外グリーティングに登場した。
【画像】「第30回釜山国際映画祭」オープニングセレモニーに参加した齊藤京子
収容人数5000人規模の大スクリーンを背に、齊藤と深田監督がそれぞれ韓国語であいさつすると、会場からは大きな拍手と歓声が起こった。MCから作品の狙いについて問われた深田監督は、「この作品はアイドル業界を批判するために作っているのでは無くて、観ている人自身がどう考えるか、そして考えていることが炙り出されていく、そのような映画になっているのではないかと思います」と説明した。
さらに主人公・山岡真衣のキャスティングについて「難航を極めました。アイドルという特殊な役柄は、単なる演技を超え、アイドルとファンが長年かけて築き上げてきた文化そのものを表現する必要があるため、できればアイドルの方に演じていただきたいと考えていました。そのような状況の中、齊藤さんがオーディションにお越しくださったことは、まさに運命的な出会いでした。いくつか演技を拝見した中でも、特に印象的だったのが裁判所のシーンです。その際の齊藤さんの“まっすぐな目線”と“せりふの強さ”に心を打たれ、この方なら山岡真衣役を完璧に演じきれると確信し、オファーさせていただきました」と絶賛。
齊藤は「アイドルパートはリアリティを追及できるように監督とアイドルについてたくさんの対話を重ねて、役作り・作品作りができたと思います」と振り返り、劇中で歌やダンスをたくさん披露していることを明かして観客を沸かせた。
午後3時30分からKT(KOFIC上映室)で行われた公式上映には、幅広い世代の観客で満席。笑いやどよめき、緊張感が入り混じる中、観客は集中して作品を鑑賞し、上映終了後には大きな拍手が送られた。
舞台に再び呼び込まれた深田監督は「2015年に実際にあった“アイドル恋愛裁判”から着想を得た。あるアイドルグループの女性がファンと恋愛したことで事務所から訴えられ、その根拠となったのが契約書における恋愛禁止条項違反だった。この実話からインスパイアされ、物語を膨らませていった」と題材の背景を説明。
齊藤も「この話を聞いた時、すぐに『絶対やりたい』と思い、オーディションを受けさせていただきました。釜山国際映画祭にこうして立てることは、本当に一生忘れない思い出です」と喜びを語った。
観客とのQ&Aでは多くの質問が寄せられ、関心の高さがうかがえた。「齊藤の役作りとキャラクターの変化」を問われた深田監督は「映画の中で真衣が立つ舞台が変化していくことで、彼女の心理状態を表現している。最初はファンの歓声の中で輝く舞台に立っていたが、やがてファンが消え、弁護士や裁判官だけがいる殺風景な法廷に立つことになる。この舞台の変化を通じて、真衣が何を得たのか、そして何と闘っているのか自ら見つけていく成長が描かれている」と語った。
齊藤は「脚本を読んで物語の面白さに惹かれ、特にアイドルシーンのリアルな描写に共感しました。自身も元アイドルであるため、この役をぜひやりたいと思いました」と役への想いを語った。
最後は観客とフォトセッションを行い、大盛況のうちに幕を閉じた。齊藤は「お客様の前に立つ舞台挨拶は本当に一瞬だと感じ、その喜びと幸せを改めて実感しました。観客の方とのQ&Aに参加し、感想や疑問を直接聞くことができたことは貴重な経験。映画から多くのことを感じ取って下さったことに感動しました。今後もいろいろな方に本作を楽しんでいただきたいです」と語り、充実した表情を見せていた。
また、10月27日~11月5日に日比谷・有楽町・丸の内・銀座地区で開催される「第38回東京国際映画祭」ガラセレクション部門に正式出品されることも決定。日本最速上映の場となる。先行して、カンヌ、釜山で上映された本作が、日本でどのように受け止められるか注目を集めそうだ。
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収容人数5000人規模の大スクリーンを背に、齊藤と深田監督がそれぞれ韓国語であいさつすると、会場からは大きな拍手と歓声が起こった。MCから作品の狙いについて問われた深田監督は、「この作品はアイドル業界を批判するために作っているのでは無くて、観ている人自身がどう考えるか、そして考えていることが炙り出されていく、そのような映画になっているのではないかと思います」と説明した。
さらに主人公・山岡真衣のキャスティングについて「難航を極めました。アイドルという特殊な役柄は、単なる演技を超え、アイドルとファンが長年かけて築き上げてきた文化そのものを表現する必要があるため、できればアイドルの方に演じていただきたいと考えていました。そのような状況の中、齊藤さんがオーディションにお越しくださったことは、まさに運命的な出会いでした。いくつか演技を拝見した中でも、特に印象的だったのが裁判所のシーンです。その際の齊藤さんの“まっすぐな目線”と“せりふの強さ”に心を打たれ、この方なら山岡真衣役を完璧に演じきれると確信し、オファーさせていただきました」と絶賛。
齊藤は「アイドルパートはリアリティを追及できるように監督とアイドルについてたくさんの対話を重ねて、役作り・作品作りができたと思います」と振り返り、劇中で歌やダンスをたくさん披露していることを明かして観客を沸かせた。
午後3時30分からKT(KOFIC上映室)で行われた公式上映には、幅広い世代の観客で満席。笑いやどよめき、緊張感が入り混じる中、観客は集中して作品を鑑賞し、上映終了後には大きな拍手が送られた。
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齊藤も「この話を聞いた時、すぐに『絶対やりたい』と思い、オーディションを受けさせていただきました。釜山国際映画祭にこうして立てることは、本当に一生忘れない思い出です」と喜びを語った。
観客とのQ&Aでは多くの質問が寄せられ、関心の高さがうかがえた。「齊藤の役作りとキャラクターの変化」を問われた深田監督は「映画の中で真衣が立つ舞台が変化していくことで、彼女の心理状態を表現している。最初はファンの歓声の中で輝く舞台に立っていたが、やがてファンが消え、弁護士や裁判官だけがいる殺風景な法廷に立つことになる。この舞台の変化を通じて、真衣が何を得たのか、そして何と闘っているのか自ら見つけていく成長が描かれている」と語った。
齊藤は「脚本を読んで物語の面白さに惹かれ、特にアイドルシーンのリアルな描写に共感しました。自身も元アイドルであるため、この役をぜひやりたいと思いました」と役への想いを語った。
最後は観客とフォトセッションを行い、大盛況のうちに幕を閉じた。齊藤は「お客様の前に立つ舞台挨拶は本当に一瞬だと感じ、その喜びと幸せを改めて実感しました。観客の方とのQ&Aに参加し、感想や疑問を直接聞くことができたことは貴重な経験。映画から多くのことを感じ取って下さったことに感動しました。今後もいろいろな方に本作を楽しんでいただきたいです」と語り、充実した表情を見せていた。
また、10月27日~11月5日に日比谷・有楽町・丸の内・銀座地区で開催される「第38回東京国際映画祭」ガラセレクション部門に正式出品されることも決定。日本最速上映の場となる。先行して、カンヌ、釜山で上映された本作が、日本でどのように受け止められるか注目を集めそうだ。
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