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2025-10-20 11:23

オスカー俳優 ブレンダン・フレイザー を主演に迎え、大阪で生まれ育ち、17歳でアメリカに渡った HIKARI監督による日本を舞台としたオリジナル作品 『レンタル・ファミリー』 が、英国・ロンドンで開催された「ロンドン映画祭」(10月8日〜19日)で、現地時間16日にプレミア上映された。
【画像】「ロンドン映画祭」のそのほかの写真
本作は、日本を舞台に“家族”の役割を演じる“俳優”を派遣するサービスを題材にしている。日本で暮らすアメリカ人俳優フィリップは、他人の人生の中で“仮の”役割を演じることで、想像もしなかった人生を体験する。日本での生活に居心地の良さを感じながらも、自分自身を見失いかけていた彼が、思いがけず“生きる喜び”を発見していく。
撮影は2024年3月〜5月にかけて、オール日本ロケを敢行。新宿のネオン煌めく街並み、渋谷のスクランブル交差点の空撮、小田急線・JR沿線など「東京」の生活感あふれる町並みを随所に映し出しており、日本独特の結婚式や葬儀といったセレモニーも、美しい映像美とともに刻まれている。
本作をいち早く鑑賞する機会として、上映会場となったサウスバンク・センター内の2700席を擁するロイヤル・フェスティバル・ホールのチケットは完売。当日は、年齢や人種を問わず映画を愛する多彩な観客が詰めかけた。
レッドカーペットイベントには、主演のブレンダン・フレイザーをはじめ、日本人キャストの平岳大、山本真理、柄本明、ゴーマン シャノン 眞陽、そして監督のHIKARIが登場。会場には多くのファンやメディアが集まり、ブレンダンの姿に大きな歓声が巻き起こった。ブレンダンはサインや写真撮影に気さくに応じつつ、「この素敵な映画をロンドンのみんなが楽しんでくれることを楽しみにしてるよ」と笑顔で語った。
舞台あいさつおよびQ&Aでは、「とてもタイムリーなトピックを扱った映画だと思いますが、着想はどこから来たのですか?」という質問に対し、HIKARI監督は「東京のような大都会にいると、移り変わりの速さの中で多くの人が孤独を感じながら生きています。そんな孤独を感じる一人一人がつながっていくさまざまな経験を描きたくてこの物語を描き始めました」と返答した。
柄本は「この物語の何に魅かれたのですか?」という質問に「人は限りある命を生きる中で必ず老いと直面する。ただ、老いや孤独が必ずしも悪いことだけではなく、向き合う中で自分の中の豊かさを見つけることもある。そこがこの作品の素晴らしいところです」と述べ、会場から大きな拍手を受けた。
平(『SHOGUN 将軍』)と山本(『PACHINKO パチンコ』『モナーク:レガシー・オブ・モンスターズ』)は、自身の海外生活経験が本作の“孤独”や“それを乗り越える方法”に反映されていると語った。
映画初出演となるゴーマン シャノン 眞陽は「信じられないような体験でした。そして今、こんな素敵な方々と一緒にこの舞台に立っていることが本当に信じられません」と初々しさ全開で、観客の温かい拍手を浴びた。
ブレンダンは最後に「東京へのラブレターでもあり、孤独を感じながら生きている世界中の人々に向けた映画です。ここロンドンで私たちの愛を感じていただけるとうれしいです」と語り、Q&Aを締めくくった。
現地の鑑賞者からは「信じられないくらいハートウォーミングな映画」、「優しさとスイートさに満ちた作品で笑顔を誘われた」といった好評の声が寄せられている。
本作は10月27日より開幕する「第38回 東京国際映画祭」(11月5日まで)でも上映される(ガラ・セレクション部門)。物語の舞台となった東京で開催されるアジアン・プレミアには、HIKARI監督に加え、柄本明、ゴーマン シャノン 眞陽、木村文、森田望智、篠崎しの(※崎=たつさき)、真飛聖らキャスト陣が参加予定。日本公開は、2026年2月27日。
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【画像】ブレンダン・フレイザーと共演した日本人キャストの場面写真
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撮影は2024年3月〜5月にかけて、オール日本ロケを敢行。新宿のネオン煌めく街並み、渋谷のスクランブル交差点の空撮、小田急線・JR沿線など「東京」の生活感あふれる町並みを随所に映し出しており、日本独特の結婚式や葬儀といったセレモニーも、美しい映像美とともに刻まれている。
本作をいち早く鑑賞する機会として、上映会場となったサウスバンク・センター内の2700席を擁するロイヤル・フェスティバル・ホールのチケットは完売。当日は、年齢や人種を問わず映画を愛する多彩な観客が詰めかけた。
レッドカーペットイベントには、主演のブレンダン・フレイザーをはじめ、日本人キャストの平岳大、山本真理、柄本明、ゴーマン シャノン 眞陽、そして監督のHIKARIが登場。会場には多くのファンやメディアが集まり、ブレンダンの姿に大きな歓声が巻き起こった。ブレンダンはサインや写真撮影に気さくに応じつつ、「この素敵な映画をロンドンのみんなが楽しんでくれることを楽しみにしてるよ」と笑顔で語った。
舞台あいさつおよびQ&Aでは、「とてもタイムリーなトピックを扱った映画だと思いますが、着想はどこから来たのですか?」という質問に対し、HIKARI監督は「東京のような大都会にいると、移り変わりの速さの中で多くの人が孤独を感じながら生きています。そんな孤独を感じる一人一人がつながっていくさまざまな経験を描きたくてこの物語を描き始めました」と返答した。
柄本は「この物語の何に魅かれたのですか?」という質問に「人は限りある命を生きる中で必ず老いと直面する。ただ、老いや孤独が必ずしも悪いことだけではなく、向き合う中で自分の中の豊かさを見つけることもある。そこがこの作品の素晴らしいところです」と述べ、会場から大きな拍手を受けた。
平(『SHOGUN 将軍』)と山本(『PACHINKO パチンコ』『モナーク:レガシー・オブ・モンスターズ』)は、自身の海外生活経験が本作の“孤独”や“それを乗り越える方法”に反映されていると語った。
映画初出演となるゴーマン シャノン 眞陽は「信じられないような体験でした。そして今、こんな素敵な方々と一緒にこの舞台に立っていることが本当に信じられません」と初々しさ全開で、観客の温かい拍手を浴びた。
ブレンダンは最後に「東京へのラブレターでもあり、孤独を感じながら生きている世界中の人々に向けた映画です。ここロンドンで私たちの愛を感じていただけるとうれしいです」と語り、Q&Aを締めくくった。
現地の鑑賞者からは「信じられないくらいハートウォーミングな映画」、「優しさとスイートさに満ちた作品で笑顔を誘われた」といった好評の声が寄せられている。
本作は10月27日より開幕する「第38回 東京国際映画祭」(11月5日まで)でも上映される(ガラ・セレクション部門)。物語の舞台となった東京で開催されるアジアン・プレミアには、HIKARI監督に加え、柄本明、ゴーマン シャノン 眞陽、木村文、森田望智、篠崎しの(※崎=たつさき)、真飛聖らキャスト陣が参加予定。日本公開は、2026年2月27日。
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