
俳優の綾野剛さん、咲耶さん、田中麗奈さん、荒井晴彦監督が、映画『月と星は天の穴』完成披露上映会の舞台挨拶に登壇しました。
【写真を見る】【 綾野剛 】今作品は珍味「試写を見て、この作品がこの時代に出ていく理由がわかりました」
『月と星は天の穴』は吉行淳之介による芸術選奨文部大臣受賞作品を映画化。過去の離婚経験から女を愛することを恐れる一方、愛されたい願望をこじらせる40代小説家の日常を描いています。
綾野さんは、今作品について “映画って色んな見方があると思うけど、目で見る映画ではなく、耳で聞いて読む映画だと思います。監督の前でいうのはあれだけど、珍味な作品だと思う。現場では感じられなかった味わいがたくさん感じられた。3人の女性のあり方とか、この作品がこの時代に出ていく理由がわかりました” と語りました。
今回の役柄について聞かれると、綾野さんは “面白い人だなって思います。初めに脚本を読んだ時に、セリフに行動・表情・感情が全て書いてあったので、演じる時に表情とか肉体的表現でセリフを邪魔しないようにってとても意識したんです” と振り返りました。
綾野さんは撮影現場について、 “ワンシーンを大体ワンカットで撮るんです。すごく長尺になるんですね。普通に5分回したりする。撮影は朝も早いですし、カットがかかっても、なんかぼやーってする時があるんです” “監督を見に行くと「あれ?寝てる?」みたいな(笑)。そんなことはないんですけど、それくらい静かでした” と、撮影時の情景を語りました。
綾野剛という役者について聞かれた荒井監督は、 “俺あんまり言わないから、綾野がいろいろ現場でコーチしてくれた” “田中さんがタバコを咥えながら、ペディキュアを塗るシーンは綾野君のアイデア” と撮影の裏側を明かしました。
田中さんも “すごい自分もお気に入りのシーンで、「本当にありがとうございます。」って綾野さんに言いました” と、笑顔で答えました。
綾野さんは “グズグズしている主人公が、どのような言葉に向き合って、美しさの中にある滑稽さみたいなのも、彼が持っている持ち味だと思うので、「はいはい。まあまあ」と思いながら受け止めて、手のひらで転がしてやってください” と、観客に呼びかけていました。
【担当:芸能情報ステーション】
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