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クマの駆除にクレーム電話相次ぎ、秋田県知事「ほとんど県外から」 無理難題も…詳細を語る

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2025-11-19 10:49
クマの駆除にクレーム電話相次ぎ、秋田県知事「ほとんど県外から」 無理難題も…詳細を語る
テレビ朝日(C)ORICON NewS inc.
 秋田県の鈴木健太知事が、19日放送のテレビ朝日系『羽鳥慎一モーニングショー』(前8:00)に生出演。相次ぐクマ被害の現状を伝えた。

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 司会の羽鳥慎一アナウンサーが、クマ被害地域の住民の暮らしについて解説。玄関を開けた際、ごみを捨てる際、庭先など日常でクマと遭遇する可能性があるとし、「日常を普通に暮らしている時に襲われてしまう」などと説明した。

 また、秋田県内の自治体の状況について、秋田市は「2人1組の4班体制で、朝から日暮れまでパトロール」「土日も職員が交代で出勤」「クマの目撃情報があれば、勤務時間外も対応せざるを得ない」などと説明。各所からの応援を受けつつも、通常の行政サービスに影響が出ないように、なんとかやりくりをしている状況だが、「職員の疲弊は、正直、もう限界に来ている」と伝えた。

 横手市はこれからの時期、雪で山での業務ができなくなる。本来は森林や林道の整備などが大詰めの時期だが「クマの対応が、こうした整備などの業務を圧迫している」とし、限られた時間でどうにか対応しているという。

 ここで職員の現状を聞かれた鈴木県知事は、「そもそも秋田県の人口が減っていますので、行政組織のスリム化が進んでいる」と説明。その中で「こうした事案が突発的に起きて、その対応にも全市町村が苦慮しているところです」と伝えた。

 さらにクマの駆除に対して、クレーム電話が相次いでいることも説明。「ほとんど県外からで、無理難題を言われることがあり、業務に支障をきたすため、『心掛けている』と言います」と説明。「横手市は先月(10月)、誹謗中傷と思われる電話には、毅然とした対応をするとの旨を公式Xに投稿しました」とし、「去年、ほかの自治体ではクマの駆除に対してクレームが殺到し、職員の業務に影響も出ていたため、広く周知が必要だと考えたということです」とした。

 秋田県には、10月中旬以降からの件数で「770件ほどのお電話をいただいております」とし、「やはり半分は批判ですね。なぜ殺すんだというのが多い」と説明。残りの半分は「もっと頑張れ」「負けるな」「こうすればいいんじゃないか」など応援や提案の内容という。

 クレーム電話については「同じことを長い間話される方が多いですから、一定時間、聞いたうえで『申し訳ないですけど、ここは切らせていただきます』ガチャン、ということを対応している状況です」と伝えた。

 さらに「自衛隊の派遣に関して報道が増えたときは、やっぱりさまざまな意見が出てきたりして、バランスとしては、やはり殺すなというほうが多い」と説明。「昨年に比べると全国的な問題になりましたので、やはり応援のほうも多いなというふうには…」などと状況を伝えた。

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