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芸歴50周年・國村隼、主演ドラマでピアノ初挑戦 フジがクリスマスイブにスペシャルドラマ 『ドビュッシーが弾けるまで』放送

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2025-11-27 05:00
芸歴50周年・國村隼、主演ドラマでピアノ初挑戦 フジがクリスマスイブにスペシャルドラマ 『ドビュッシーが弾けるまで』放送
12月24日放送『ドビュッシーが弾けるまで』で主演を務める國村隼(C)フジテレビ
 フジテレビのスペシャルドラマ『ドビュッシーが弾けるまで』が12月24日(後10:00~11:34)に放送されることが発表された。俳優の國村隼(70)が主演を務める。國村はピアノを弾く男性を演じるが、自身もピアノは未経験。芸歴50周年を迎える中、大きな挑戦となることを27日までの取材で明かした。

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 本作は、最愛の妻の死をきっかけに心沈んだ日々を送る男と、ピアノの才能を持ちながら夢を諦めた青年がピアノのレッスンを通して心を通わせ、過去や傷と向き合い、未来への一歩を踏み出していく喪失から再生を描いたヒューマンドラマ。

人生に行き詰まり、時間が止まっているような感覚、焦り、悩み。喪失や孤独感、そんな悩める日々にそっと寄り添う、お酒、音楽がつくる尊い時間を描く。 商店街で時計店を営む職人気質の男・渡会喜一郎を國村が演じる。『波うららかに、めおと日和』を手掛けた平野眞監督の最新作となる。

■「初めて鍵盤を触った」

 國村は今作ではピアノを弾く男性を演じる。自身もピアノは未経験といい「初めて鍵盤を触った。そこからドビュッシーまでなんて弾けるのかな」と話した。進捗(しんちょく)は上々の様子で「先生に導かれながら、ある程度まではどうにかできるかなと自信も少しずつ芽生えてきている」ともコメントした。

 國村は見どころについて「放送がクリスマスイブで、聖夜という時間に、日頃忘れていたことを思い出してみたり、今は失った人に思いをはせてみたり、一緒に過ごす2人の時間がいい形で動き出したり、そんな時間をプレゼントできたらな、とそんなふうに思います」と話した。

■國村隼コメント

――今作のオファーを受けた時の感想をお聞かせください。

「本を読ませていただいた時に“すごく温かでクリスマスイブにぴったりなお話だな”と思いながら読んだんです。と言いつつ“僕ピアノってやったことないけどどうしよう”というのが一番最初の印象で、『本当に大丈夫かな』という気持ちがまず最初に来ましたね」

――今ピアノ練習の進捗状況はいかがですか。

「今練習していますが、撮影までになんとか必要とされることができるように…本当に鍵盤ってどれがどうなのかというところから始まったので、まだ不安は残っていますけれど、先生に導かれながら、ある程度まではどうにかできるかなと自信も少しずつ芽生えてきています」

――ご自身の50 周年というタイミングで、本作で主演を務めることへのお気持ちをお聞かせください。

「メインもサポートも役を演ずるという事では同じなんですが、主役という役割は真ん中に立ってドラマの世界を回していくわけで、サポートする時よりも作品自体の一つ別の荷物を背負わなといけないと思います。やっぱり実際に観てくださる視聴者の皆さん、僕の感覚で言うと“お客さん”という感覚ですけど、お客さんにとって本当に楽しんでもらえるものにしなければいけないという気持ちを普段よりも強く、責任感を感じながら今ピアノの稽古をしています」

――台本を読んで、作品に持った印象をお聞かせください。

「オーソドックスなストーリーテリングですが、それがゆえに今たくさんあるドラマとは逆に新鮮なイメージでお客さんは捉えてくれるだろうなと思っています。ストレートな物語のなかから、それぞれの登場人物のキャラクターの思いがストレートに伝わってくると思います。一年の終わり、聖夜のひと時に久しぶりに家族で、また一人で観るのも心が温まってくる、そんなドラマです。“今だからこそ新しく感じられる”ような作品になればいいし、そうなるんじゃないかなと思います」

――ご自身が演じられる渡会喜一郎という役はどういう役だと受け止めていますか。

「とっても不器用な人だなって。言葉足らずというか、本当はシャイで聞きたいことも聞けないような、ものすごく引っ込み思案なところもあるだろうし。ただしこの人の場合は外からはそう見えないというか、よくいる偏屈なおじさんといわれる人ではあるだろうと(笑)。ただ奥さんへの思いを、奥さんはわかってくれているけれど、いや、分かっていてくれていただろうとの思いを持ってはいるんです。ピアノに触れる事でこの人の人生も少しずつ温まっていくんだろうなと思います。喜一郎はこの世代の日本の男の典型なのかもしれませんね。若い女性脚本家さんの書かれたこの男をベテランの演出家と共に手を携えて立ち上げていこうと思っています」

――最後に放送を楽しみにしている視聴者の皆さんへメッセージをお願いいたします。

「今回私がやらせていただくことになった『ドビュッシーが弾けるまで』。放送もなんとクリスマスのイブだということで、クリスマスにふさわしいお話だなと思います。クリスマスはいろいろ予定もあると思いますが、よかったらお家でこのドラマをご覧ください。あったかくなると思います」

■鈴木康平(プロデューサー)コメント

「ドラマ作品が数ある中で、このような温かな質感のドラマを、クリスマスイブの夜に、地上波でお届けできることに、深い意義を感じております。この物語を紡いでくれたのは、新人脚本家・石田真裕子さん。ほんの1年前まで、会社員として、母として、日常を生きていた石田さんが、『ヤングシナリオ大賞』をきっかけに、脚本家としての新たな人生を歩み始めました。メガホンを取るのは平野眞監督。『監察医 朝顔』『PICU』そして今年も『波うららかに、めおと日和』など、長年にわたり人々の心を打つドラマを生み出してきました。そして、主演は國村隼さんです。国内外でキャリアを重ね、俳優生活50年かつ70歳を迎えられた節目の年に、本作の魂を担っていただけることになりました。新人脚本家のみずみずしい感性に、監督の熟練の演出、そこに加わる円熟味のある名優の芝居。確かに心に響く贈り物のような作品を、クリスマスイブの夜にお届けします。ご期待ください」

■平野眞(監督)コメント

「素敵な脚本、スタッフ、キャストが集まってくれました。感謝を忘れずに心してお届けします。『忘れたくない事を大事にとっておくためにその想い出と一緒にお酒を飲む』観ている人にも置き換えられる心温まる物語です。最愛の人を亡くし、生き甲斐を見つけられずにいた70 歳の男が再び立ち上がる過程を國村隼さんをはじめとする俳優が奥深いお芝居で魅了する切ないラブストーリーをお楽しみください」

■石田真裕子(脚本)コメント

「伝えられなかった言葉や、かなえられなかった夢。誰しもが持つそんな小さな後悔の欠片を、つなぎ合わせるような気持ちで書かせていただきました。喜一郎と匠のすてきな挑戦が、誰かの背中をそっと押してくれますように。何かを始めるのに遅すぎることなんてありません!」

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