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宮城出身・八乙女光、東日本大震災を題材にした舞台に主演 共演は福田悠太、藤井直樹「祈りを込めて舞台に立ちたい」

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2025-12-05 12:59
宮城出身・八乙女光、東日本大震災を題材にした舞台に主演 共演は福田悠太、藤井直樹「祈りを込めて舞台に立ちたい」
舞台『小さな神たちの祭り』に出演する八乙女光(上段)、(下段左から)福田悠太、藤井直樹
 Hey! Say! JUMPの八乙女光が、来年3月30日から4月20日まで東京グローブ座ほかで上演される舞台『小さな神たちの祭り』に主演することが決定した。「東日本大震災」から15年。宮城出身の八乙女を主演に迎え、内館牧子氏が東北に想いを馳せてつむいだ、心温まる絆と家族愛の物語を舞台化する。

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 今作は、東日本大震災で家族を失い絶望していた青年が心温まる絆と家族愛によって前に踏み出す姿を描いた作品。内館氏は自身の脚本によるテレビドラマをもとに、震災から10年となる2021年に内館自ら書き下ろした小説が初めて舞台化。演出は鈴木裕美氏が担い、家族を失った主人公の葛藤から再生までを繊細に描き出す。

 宮城・仙台市で生まれ「みやぎ絆大使」も務める八乙女が、震災で家族を失った主人公・谷川晃を被災地に想いを寄せて演じる。主人公に寄り添う親友・沢村純役には、ふぉ~ゆ~の福田悠太、主人公の弟・谷川航役を藤井直樹が演じる。

 宮城・南部沿岸の町、亘理(わたり)町。イチゴ農家の長男・谷川晃(八乙女光)は、農家は継がずに東京の大学への進学を決めていた。2011年3月11日、亘理町を津波が襲う。晃はアパート探しのため親友の沢村純と上京しており難を逃れたが、一緒に行きたがっていた弟の航と家族全員が行方不明になってしまう。

 月日は流れ周囲が復興へと進む中、未だに家族が見つからず「自分だけが幸せにはなれない」と苦しみ続ける晃は支えてくれる恋人との結婚にも踏み出せずにいた。そんな晃の前に不思議なタクシーが現れる…というあらすじとなっている。

 東京のほか、福島・けんしん郡山文化センター 大ホール、大阪・森ノ宮ピロティホール、トーサイクラシックホール岩手(岩手県民会館)、東京エレクトロンホール宮城でも上演される。

■コメント

▼八乙女光

宮城で生まれ育った自分にとって、この物語は特別です。震災の日の景色や空気、その記憶に残る人達の強さと優しさ…、そのすべてを胸に刻みながら、この作品に向き合いたいと思います。過去をなぞるのではなく、未来へつながるよう、祈りを込めて舞台に立ちたいと思います。

▼福田悠太

すてきなプロジェクトに参加させてもらうことになりました。ありがとうございます。東日本大震災から15年。もう15年なのか、まだ15年なのか。風化させてはならない想いを舞台の上から、演劇として表現できることをありがたく思います。大事に、大切に、想いが届けられますように、しっかりと役者として、務めます。

▼藤井直樹

この度、舞台『小さな神たちの祭り』に出演できることを心から嬉しく思います。主演の八乙女光くんや福田悠太くんをはじめ、頼もしい先輩方とご一緒できることにプレッシャーもありますが、この物語に力を添えられるよう稽古に励みます。東日本大震災から15年という節目に、しっかりとメッセージを届けられたらと思います。

■鈴木裕美(演出)

東日本大震災を背景とした物語を演出するにあたり、身の引き締まる思いです。誠実に、とにかく誠実に、敬意を持って稽古しようと思います。生きていても、亡くなっていても、周囲にいてくれる大切な人たちに感謝し、共に明日をご機嫌に生きていけるための活力になるような舞台を、お目にかけられたらと思っています。

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