『ビリギャル』で知られる『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』（坪田信貴著、KADOKAWA）の、12年ぶりとなる新作『勝手な夢を押しつける親を憎む優等生と、東大は無理とバカにされた学年ビリが、現役合格した話』（サンマーク出版）が12日、発売される。

【写真】初々しい姿！映画『ビリギャル』の有村架純（2015年当時）

　『ビリギャル』は2013年に刊行された大ベストセラー本。主人公は、中学、高校と全く勉強しなかった成績学年ビリ、超ミニスカートの名古屋の女子高に通う金髪ギャル。そんなギャルとその家族が、ひとりの教師との出会いから運命が変わり、1年で偏差値40を上げ慶應義塾大学現役合格という奇跡を勝ち取るまでの笑いと涙の実話となる。2015年に有村架純の主演で映画化。観客動員数200万人突破、興行収入が28億円を突破するなど大ヒットを記録した。

　12年の時を経て、「ピリギャル2」発売を決めた理由について、著者の坪田氏は「なぜ勉強をするのか、に答えたい」などといきさつを振り返った。新刊執筆のきっかけは、映画『ビリギヤル』で坪田信貴役を演じた俳優・伊藤淳史の「あの物語の続きを見たい」という言葉だったという。

　この一言が、12年前とはまったく違う時代の中で“新しいビリギャル”を書く決意へとつながった。AIの台頭、少子高齢化、多様性の進展により、「良い学歴＝幸せ」とは言い切れない時代。子どもたちは「なのになぜ、勉強しなければならないのか? 」という問いに直面している。『ビリギャル2』では、5人の高校生の「実話をもとに描いた物語」を通して、その問いに真正面から答えていく。

　著者の坪田氏は、「自分の人生に希望がある人、希望がない人、どちらの方にも読んでほしいです」などと呼びかけた。

■あらすじ
「どうせ無理」なんて、オトナの大嘘だ。“ビリギャル塾”に集まった4人の高校生。親の夢を押しつけられる優等生の希栄、「東大なんて無理」とバカにされる翔太、集中力が続かない健太、心を閉ざした美咲。彼らを導くのは、生徒の可能性を引き出す教師・坪田先生。それぞれが、「どうせ無理」とささやく周りの“オトナ”、そして自分の中の“オトナ”と闘っていた。そんなとき、白血病と闘う少年・悠斗が現れる。「勉強しているときだけ、僕は“患者”じゃなくて“受験生”でいられる」その言葉が、みんなの心を動かしていく。“信じるカ”が人生を変える、希望の物語。

■坪田信貴、コメント
「ビリギャル」では伝えきれなかったことを全部書けました。
「家族」と「先生・生徒」の枠組みから、「仲間」そして「先生同士の関係」まで。
教育というジャンルにおける、新約聖書がこのビリギャル2です。
自分の人生に希望がある人、希望がない人、どちらの方にも読んでほしいです。

（プロフィール）
坪田塾塾長。『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶藤大学に現役合格した話』（通称ビリギャル）の著者。これまでに1300人以上の子どもたちを「子別指導」し、心理学を駆使した学習法により、多くの生徒の偏差値を短期間で急激に上げることで定評がある。大企業の人材育成コンサルタントもつとめ、起業家・経営者としての顔も持つ。これまで『情熱大陸』（MBS）や『ホンマでっか!?TV』（フジテレビ）などに出演。現在はテレビ・ラジオ等で活躍する。

関連記事

【写真】胸元チラリ…美ボディを披露した有村架純
【写真】『ビリギャル』の表紙を飾った石川恋、当時の金髪姿のオフショット公開
【画像一覧】露出多め…色っぽいランジェリー姿の石川恋
『ビリギャル』カバーモデルで急上昇　ブレイク必至の石川恋とは？
【連載】石川恋のCute up lesson「12星座とアロマ」編