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『ザ・ノンフィクション』放送30年で初の大みそか4時間スペシャルを放送 話題の“主人公”たちがスタジオに

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2025-12-27 11:00
『ザ・ノンフィクション』放送30年で初の大みそか4時間スペシャルを放送 話題の“主人公”たちがスタジオに
31日放送『ザ・ノンフィクションの大みそか2025~放送30周年スペシャル~』より (C)フジテレビ
 フジテレビは31日、『ザ・ノンフィクションの大みそか2025~放送30周年スペシャル~』(後1:50)を放送する。30年、1200回超の放送を振り返り、ドキュメンタリーを愛してやまない東野幸治と設楽統、番組の「語り」を担当した大島優子、きゃりーぱみゅぱみゅ、吉岡里帆らと『ザ・ノンフィクション』を語り尽くす4時間。人々の記憶に残る人物たちもスタジオに登場。今回新たに、名作の舞台裏と主人公たちの「その後」の物語も届ける。

【写真】57歳クズ芸人、人生を変えるために挑む婚活

 大きな反響を呼んだ『結婚したい彼と彼女の場合』(2024年放送)で、“ラブホおじさん”と呼ばれ話題となった男性の「その後」を取材。運命の出会いから交際がスタート。ついにプロポーズ・・・スタジオには婚活アドバイザー・植草美幸さんも登場し、令和の婚活事情を語る。

 話題の『クズ芸人シリーズ』では、ガッポリ建設・小堀敏夫が挑んだ『キングオブコント2025』の舞台裏に密着。スタジオに登場した2人がまさかの大ゲンカ、そして「コンビ解散」を言い放ち、スタジオを出て行ってしまう。

 また、がんと闘いながらも踊り続け、2026年に還暦を迎える日本最高齢のストリッパー・星愛美さん。そして『悪ガキ ガチンコ物語』で“問題児”と呼ばれた少年が、ボクシング世界王者へと駆け上がった驚きの「その後」の物語も。本人が語る、夢をつかむまでの道のりを伝える。

 居場所を失った少年少女を支え続けた熱血和尚を追った『おじさん、ありがとう』。当時、寺に預けられた子どもで、今や人気芸人となった人物がスタジオに登場。和尚への感謝の思いに涙があふれ出す。

 そして「今晩、泊めてください」というフリップを掲げ、見知らぬ人の家を6年間泊まり歩くシュラフ石田さんとスタジオを中継で結ぶ。“今夜の家主”は見つかるのか。

■出演者コメント

■語る人:東野幸治
Q 収録の感想を聞かせてください
「いろいろな方を見られて“ああ、そうか。あったなあ、こんなん”みたいな。作品は山のようにありますからね。(設楽さんとのタッグは)本当に楽しかったです。やりやすいですし、ちゃんと進行してくれましたから(笑) 僕は好きなことしゃべれたし、心地よかったです」

Q 大みそかの4時間特番について
「大掃除しながら見ていたら、大掃除の手が止まってずっと見ちゃうっていう感じやと思うんですけど。不器用にしか生きられない方とか、立派な方とか、色んな種類の人間模様が見られる番組ですから。そういう意味では楽しい試みかなと。ぜひぜひ見てほしいなと思います」

Q 30周年を迎えた『ザ・ノンフィクション』について
「スタッフさんが、どこから調べてきたか、どこで出会ったのか知らないですけど、いろいろな方々の人生模様のある期間を切り取っていただいて、我々は見させていただいているんで。その頑張りと積み重ねが“30年”ということだと思います。何となく今の時代、SNSと『ザ・ノンフィクション』は合うというか、相性がいいと思います。TVerとか、リアルタイムで見なくても見られるっていうのは時代に合った、いい番組なんじゃないのかなと思います」

Q ドキュメンタリーのどこが面白い?
「やっぱり表情ですね。人の表情っていうか。何かお芝居じゃない、本当に困った時って人ってこんな顔するんだとか、喜んだ時ってこんなリアクションするんだとか。お芝居の“怒った”じゃない、本当に怒った時は、表情変われへんねんなとか。人の“ホンマの喜怒哀楽”って何かっていうのは、ドキュメンタリーで勉強させていただいている感じはします」


■語る人:設楽統コメント
Q 収録の感想を聞かせてください
「この30年、日本ではいろいろなことが起きて、大きなうねりがあったと思いますけど、その中で『ザ・ノンフィクション』は“個”にスポットを当てて人間の機微を垣間見てきたんですよね。収録ではそれぞれの人生について、もっとしゃべりたかったし楽しかったですね。本当に、あっという間に終わっちゃいました。東野さんと番組をやる機会もそんなにないので、すごくありがたい経験でした。やっぱり、さすが東野さんでした。物事をよく見ているし、見方が面白い。『ザ・ノンフィクション』で撮られる側になっても面白いような人だから、一緒にやらせていただいて楽しかったです」

Q ドキュメンタリーのここが面白い、と思うところを教えてください
「何なんでしょうね、ドキュメンタリーって。膨大な時間をかけて撮っても、編集するので見えてるところはほんの少しなんでしょうけど、やっぱり自分と違う人生をのぞかせてもらうのが楽しいというか。中には壮絶な人生を歩んでいる人もいて、見ると自分も気持ちが落ちることがあるけど“それがこの時代なんだ”“現実なんだ”というのも分かったりして。リアルだから面白いんですかね。いろいろな生き方の人が集まって社会になっていて、自分も他の人もその一部でしかなくてってことを考えますね。不器用ではあるけどけなげだし、真っすぐで、まさに主題歌『サンサーラ』の“♪生きて~る、生きている~”。生きているんですよね、みんな。そういう感覚がある作品というか、真っすぐ生きている姿を見るのが好きなのかなぁ。面白がり方もいろいろですけどね」

Q ゲストとのトークでは、密着取材をされているときの“撮られ方”に関心を寄せていましたね
「俺はドキュメンタリーほどの長尺でカメラを回されたことはないですが、“裏側を撮られる”ことはたまにあるので。そうすると絶対、平常心じゃない部分が生まれてくるというか“見られているんだったらこうしたい”っていう気持ちが生まれるんですよ。だから、素の自分を100%出している人って実際どのくらいいるのかなとか、そういうのが気になっちゃうんですよね。カメラとか、ディレクターさんを全然気にしないで素を見せているんだろうなって感じる人もいます」

Q 30周年を迎えた『ザ・ノンフィクション』について
「本当に大変な労力だろうし、今の時代、効率で考えたら“悪い”と思うんですよね。何百時間ってカメラを回して編集して・・・。しかも何が起こるか分からなければ、ゴールも分からない。先へ進むしかない。でも放送を見た人の人生が変わる可能性があるし、撮られている人も撮っている人も、人生が変わるかもしれない。そういう、すごいものが生み出されるかもしれない。だから、毎週楽しみにしている人は多いと思うので、“頑張ってください”って言うのは簡単かもしれないですけど、本当それしかないですね。この先も『ザ・ノンフィクション』は続いていくと思うので、僕もまだまだ見ていきたいです」

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